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千代建:事業継続に重要な疑義、米LNG事業のコスト増-株急落

更新日時
  • キャメロン事業の工事費が膨らみキャッシュフローが悪化する見通し
  • 遂行中の事業でコスト抑制や決済条件見直し、資産売却など実施

千代田化工建設は9日に発表した4-9月期の決算短信で、決算継続企業の前提に「重要な疑義」があることを明らかにした。米ルイジアナ州のキャメロン液化天然ガス(LNG)事業の工事費用の大幅な増加でキャッシュフローの悪化が予想されるとしている。

  これにより今期(2019年3月期)中にも新たな資金調達が必要になる見込みで、キャメロンなど遂行中の案件で、コスト抑制や決済条件の見直し、販管費削減や重要性の低い保有資産の売却などを実施することでキャッシュフローの改善に努めるとしている。
  

キーポイント

  • 必要な資金を確保するため、筆頭株主の三菱商事やその他のステークホルダーとは財務的な支援の要請を含めて協議しているが合意は得られていない
  • 2020年までの中期経営計画を見直し
    • キャメロンLNGを含め遂行中の事業を完遂-LNG事業にフォーカス
    • 社長をリーダーとする対策本部を設置
    • 新規受注戦略を見直し、遂行中の事業向けにリソースを確保
    • 販管費を2割削減-今期の185億円から21年3月期には150億円に
  • キャメロンLNG事業のコスト増で4-9月期の純損失は1086億円
    • 作業員の生産性低下や賃金高騰が主因
  • 今期の受注見通し8000億円に変更なし-下期(10-3月期)には大型LNG案件の受注を予定
  • 役員報酬などの減額も発表、会長と社長は月額基本報酬の50%を11 月から5カ月間減額
4-9月期決算の概要
  • 営業損失963億円
  • 純損失1086億円
  • 9月末の純資産は495億円、3月末比69%減

背景

  • ブルームバーグのデータによると筆頭株主は三菱商で33.39%を保有
    • 第2位株主は三菱UFJフィナンシャル・グループ(8.99%)、3位は野村ホールディングス(5.62%)

市場の反応

  • 千代田化工の株価は発表を受けて一時前日比11%安の374円
株価は急落
(詳細を追加して更新します.)
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