Photographer: Jason Alden/Bloomberg

クオンツファンドに信頼性の危機、大手のAQRが防戦に努める

  • ファクター投資の人気の火付け役となったAQRキャピタル
  • 共同創業者が23ページ、1万7000語から成るブログ投稿
Photographer: Jason Alden/Bloomberg

クオンツファンドはしばしば、数学モデルに基づく自分たちの戦略は長期投資のために設計されていると論じる。しかしこれまでは、それを声高に叫ぶ必要はなかった。  

  10月は世界の株式相場が6年で最悪の下落となり、「赤い10月」となった。モメンタムやグロースなどの要素に基づいて投資するいわゆるファクター投資のファンドは大打撃を受けた。これは年初来の成績の悪さに拍車をかけたことに加え、分散投資の効用が疑われることになった。

  ファクター投資の人気の火付け役となったAQRキャピタル・マネジメントの共同創業者クリフ・アスネス氏は10月、23ページ、1万7000語から成るブログ投稿で、AQRの好む戦略が「試練」にさらされたことを認め、奇跡的な回復もないと予想。それでも、常識的に考えれば最終的には同戦略が成功するはずだと主張した。

  

クリフ・アスネス氏

写真家:Chris Goodney / Bloomberg

  「不安を感じていることは認める。それはわれわれの戦略の有効性についてではない。顧客がどう反応するかが不安なのだ。彼らはわれわれが長期的な視野で共に始めたことを本当に続けられるだろうか」と問い掛けた。

 

  同氏の長い釈明と懸念は、最近のファクター戦略のパフォーマンスがクオンツ投資ブームを脅かしていることを浮き彫りにする。こうしたファンドが資金引き揚げの圧力にさらされている兆候があり、圧力を受けたファンドのポジション解消が10月の相場下落を増幅させたという指摘もある。

Fleeing Funds

AQR mutual funds and UCITS turn to net outflows in April

Bloomberg estimates

原題:AQR Plays Defense as Crisis of Confidence Looms for Quant Land(抜粋)

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