サウジのシンクタンク、OPEC解体の仮想シナリオを検討

  • 余剰能力がなくなるとどうなるかについて調査
  • KAPSARCの所長は米EIA元局長のシミンスキー氏
Crude oil storage tanks stand in the Juaymah tank farm at Saudi Aramco's Ras Tanura oil refinery and terminal at Ras Tanura, Saudi Arabia, on Monday, Oct. 1, 2018. Photographer: Simon Dawson/Bloomberg
Photographer: Simon Dawson/Bloomberg

石油輸出国機構(OPEC)が解体された場合、石油市場にどのような影響が及ぶかについてサウジアラビアのシンクタンクが調査している。

  アブドラ国王石油調査研究センター(KAPSARC)のアダム・シミンスキー所長は、「余剰能力がなくなったらどうなるかについて調査している。その一つのシナリオはOPECが存在しなくなることだ」と語った。

  今回の調査はシリーズの2回目。最初の調査リポートは、OPECの余剰能力が石油価格のボラティリティーを減らし、世界に年間で最大2000億ドル(約22兆8000億円)の経済的恩恵をもたらしていると指摘していた。

  米エネルギー情報局(EIA)の元局長であるシミンスキー氏は8日の電話取材に対し、今回の調査がサウジ政府の考え方を反映したものかどうかについては言えないと述べ、リポートは同センター内部で作成されていると説明した。

  KAPSARCはリヤドにある非営利・独立系のシンクタンクで、サウジ政府から無期限の資金支援を受けている。エネルギー相が理事長を務める理事会の監督下にある。

原題:Saudi Think Tank Studying Hypothetical World Without OPEC(抜粋)

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