ブランクファイン氏、09年にマレーシア首脳出席の会合に参加

  • ナジブ前首相が会合に出席、ゴールドマンには関係構築の機会に
  • 会合は1MDBの資金流用疑惑に関与したとされる人物が設定

2009年11月、ゴールドマン・サックス・グループのブランクファイン最高経営責任者(CEO、当時)は、ニューヨークで開かれたマレーシア首脳出席の会合に参加した。事情に詳しい複数の関係者が明らかにしたもので、ブランクファイン氏は会合で同国のナジブ首相(当時)と話を交わす機会を得た。

  ブランクファイン氏はこの会合を通じ、ゴールドマンがマレーシア政府および政府系投資会社1マレーシア・デベロップメント(1MDB)との関係を構築するのに一役買うことになった。

  現在、世界的規模で捜査が進められている1MDBの巨額不正事件で、ゴールドマンがアレンジし、さまざまな疑惑が持たれている起債が行われる数年前のことだ。

ロイド・ブランクファイン氏(2009年9月23日、ニューヨーク)

写真家:ジン・リー/ブルームバーグ

  これら関係者によると、米法廷文書で、マレーシアのナジブ前首相との09年の会合に参加したとされていたゴールドマンの経営首脳はブランクファイン氏だった。先週公表された同文書によれば、この会合は、その後の1MDBの資金流用疑惑に関与したとされる人物の助けを借りて設定された。

  ニューヨークのフォーシーズンズ・ホテルで行われた同会合を設定し、参加したのは、1MDBの資金流用のスキームを首謀したとされるマレーシアの実業家、ロウ・テク・ジョー被告と、ゴールドマンの元バンカー、ティム・ライスナー被告だった。事情に詳しい関係者1人が、情報が非公表であることを理由に匿名で明らかにした。

  このトップ会談は、ゴールドマンに利益をもたらすことになる関係構築の下地を作った。その後、ゴールドマンが1MDBのために調達した65億ドル(約7400億円)の使途は数カ国にまたがる捜査を招き、ゴールドマンも巻き込まれた。

  ゴールドマンの広報担当は、ブランクファイン氏に代わってコメントを控えた。同社は1MDBの起債による資金は開発プロジェクト向けのものだと信じており、ライスナー被告は同社に情報を伝えていなかったと説明している。

  ブランクファイン氏がロウ被告についての社内審査を把握していたり、会合参加者全ての身元を知っていたりすることを示唆するものはない。

原題:Goldman’s Blankfein Said to Have Attended 2009 1MDB Meeting (1)(抜粋)

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