FOMC、12月利上げは引き続きほぼ確定事項-市場関係者の見方

Jerome Powell, chairman of the U.S. Federal Reserve.

Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg
Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

米連邦公開市場委員会(FOMC)は7-8日に開いた定例会合で、フェデラルファンド(FF)金利誘導目標を2.00-2.25%のレンジで維持することを決定した。力強い経済成長や関税率の引き上げ、賃金上昇がインフレにつながり得るとして、12月に追加利上げを実施する姿勢を堅持した。

  これについての市場関係者の見方は以下の通り。

◎FOMCは批判をよそに追加利上げ示唆、ドル高に寄与-スコシア
  FOMCの金利据え置き決定の後のドル上昇は、トランプ米大統領による最近の批判にもかかわらず当局が追加利上げに言及した事実に関連している可能性がある。スコシアバンクのチーフ為替ストラテジスト、ショーン・オズボーン氏が指摘した。

  • FOMCの決定は「ほぼ予想通り」で、12月の利上げ姿勢を維持した
  • オズボーン氏はインタビューで「今回の結果は金利見通しに関してダイヤルを動かしたわけではない」と述べ、「12月の追加利上げが依然としてかなり可能性が高いという見方を断念させるものではない」と指摘
  • 将来の金利見通しが基本的に変化しなかったため、ドルのレンジが拡大しすぎると予想せず
  • スコシアは12月のFOMCでの利上げを予想

◎FOMC後のドルの動きはポジション調整に絡む動き-CIBC
  ドルは8日のFOMC決定の後に日中高値を付けたが、この動きは「市場の見方の広範囲な変化ではなく、声明を受けたポジション調整」のためである可能性がある。カナディアン・インペリアル・バンク・オブ・コマース(CIBC)の外為戦略北米責任者、ビパン・ライ氏が電子メールによるインタビューでこう指摘した。

  • 「金融当局が株式相場の動揺を過度に懸念していないように見受けられるのは、2019年にかけての利上げ予定が従来通りにとどまることを示唆」

◎FOMC声明は利上げ継続姿勢示唆、利回り曲線フラット化へ-BMO
  8日のFOMC声明は金融当局が利上げの道を進み続ける見通しをさらに強める内容で、「短期金利への上昇圧力になり、今後数週間の利回り曲線のフラット化に寄与するだろう」と、BMOキャピタル・マーケッツの金利ストラテジスト、ジョン・ヒル氏がFOMC後に電子メールでコメントした。

  • 「経済状況が極めて急激かつ予想外に悪化しない限り、12月(の利上げ)は引き続きほぼ確定事項だ」
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