【米国株】S&P500種が反落、原油は弱気相場入り

更新日時
  • 「経済活動は力強いペースで拡大」、雇用の伸び力強い-FOMC
  • NY原油は9日続落、終値は3月以来安値の1バレル=60.67ドル

Traders work on the floor of the New York Stock Exchange (NYSE) in New York, U.S.

Photographer: Michael Nagle/Bloomberg
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

8日の米株式市場ではS&P500種株価指数が反落。米金融当局が12月に追加利上げを実施する姿勢を堅持したことから、ドルが上げ幅を拡大した。米国債はほぼ変わらず。

  • 米国株はS&Pとナスダック総合が反落、ダウ平均は下げ埋める
  • 米国債は総じて軟調、10年債利回り3.24%
  • NY原油は弱気相場入り、過剰供給不安で9日続落
  • NY金は4日ぶり反発、米中間選挙受けドルが下落

  モバイル決済サービスのスクエアが市場予想を下回る業績見通しを示し、ロクが発表した決算で成長減速が明らかになったことから、ハイテク銘柄が不振だった。エネルギー銘柄も大幅安となり、S&P500種を押し下げた。この日は原油先物が弱気市場入りした。

  S&P500種は前日比0.3%下げて2806.83。ナスダック総合指数は0.5%安。一方、ダウ工業株30種平均は10.92ドル(0.1%未満)高い26191.22ドル。ニューヨーク時間午後4時50分現在、米10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)未満上昇し3.24%。

  ニューヨーク原油先物相場は9営業日続落。10月高値からの下げが20%を超え、弱気相場と定義される領域に入った。在庫増加ペースが予想を上回っていることから、原油が100ドルを付けるとの投機家の期待は打ち砕かれた。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物12月限は1ドル(1.6%)安の1バレル=60.67ドルと、3月以来の安値で終了。ロンドンICEの北海ブレント1月限は1.42ドル下げて70.65ドル。

  ニューヨーク金先物相場は反落。先週の米新規失業保険申請件数が雇用市場の堅調を示し、米金融当局がタカ派的な政策姿勢を維持するとの見方が強まった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は0.3%安の1オンス=1225.10ドルで、FOMC声明発表前に終了した。

  FOMCは今回金利を変更しないと事前に予想されていたため、投資家は2019年の政策引き締めペースに関する手掛かりに注目した。FOMC声明は「経済活動は力強いペースで拡大している」、また雇用の伸びが「力強い」とした上で、政策金利の「さらなる漸進的な」引き上げを見込むことをあらためて示した。

  米労働省が朝方発表した先週の週間失業保険申請件数は、前週比1000件減の21万4000件。約50年ぶり低水準にとどまり、雇用市場の堅調さを浮き彫りにした。

  FOMC声明は9月からほとんど変化がなく、米国債相場はほとんど反応しなかった。

原題:Stocks Pull Back as Dollar Strengthens After Fed: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Mixed, Curve Flattens Further After No-Surprise FOMC
WTI Crude Enters Bear Market as Oversupply Threat Pressures OPEC
PRECIOUS: Gold Declines as U.S. Jobs Suggest Fed to Stay Hawkish

(第6段落以降を追加し、更新します.)
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