モラー氏、新上司はロシア捜査を公然批判ー予算減額や打ち切りの権限

2016年の米大統領選にロシアが干渉した疑惑を捜査するモラー特別検察官は、セッションズ司法長官の辞任に伴い、新たな上司を迎える。同捜査を公然と批判してきたマット・ウィタカー氏だ。同氏はロシア疑惑捜査の制限、もしくは打ち切る権限を持つ。それこそトランプ米大統領が望んでいることだ。

  セッションズ氏がロシア疑惑捜査について関与を辞退したことを、トランプ大統領は許すことはなかった。米中間選挙が終了した翌日に、大統領は長らくため込んできたいら立ちを放出。セッションズ氏を辞任に追い込み、司法長官代行として同氏の首席補佐官を務めてきたウィタカー氏を起用した。

  ウィタカー氏は17年7月にCNNとのインタビューで、司法長官代行がモラー氏を解任までしなくても「予算を極端に減らして捜査打ち切りに導く」シナリオは想定可能だと述べていた。

  民主党のシューマー上院院内総務は「モラー氏と同氏の捜査を守ることが最重要だ」と述べた。共和党のコリンズ上院議員はツイッターへの投稿で、「だれが司法長官であっても、モラー特別検察官は妨害を受けずに責務を完遂することを認められるべきだ」とツイッターに投稿した。

  アレグザンダー上院議員(共和)も、モラー氏の捜査は「最後まで継続」を認められるだろうと確信を示し、とそうでなければ上院は新しい司法長官を承認することはないと述べた。

原題:Mueller Gets a New Boss Who’s Blasted His Russia Investigation(抜粋)

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