コンテンツにスキップする
Photographer: Andrew Harrer

JPモルガン、デリバティブ市場仲介でフィンテックの開発後押し

  • 金利市場の取引処理でウィーマッチのプラットフォーム利用を想定
  • BGCパートナーズやTP ICAPのビジネスを妨げる恐れ
Network cables hang above servers in a computer room at the Yahoo! Inc. Lockport Data Center in Lockport, New York, U.S., on Friday, Sept. 26, 2014. Yahoo Inc., a $40 billion Web portal, is expected to release third quarter earnings on Oct. 21.
Photographer: Andrew Harrer

米銀JPモルガン・チェースは、デリバティブ(金融派生商品)取引を仲介するボイスブローカーの利用を減らし利益拡大を図るため、新興企業ウィーマッチ・インタレスト・レーツを内部のフィンテックプログラムに採用することを決めた。

  JPモルガンのプログラムは、銀行業界全体で用いられるプロダクトの開発を後押しする狙いがあり、最終的には同行や他のディーラーが金利市場の取引処理でウィーマッチのプラットフォームを利用することを想定している。

  JPモルガンの債券エクセキューションサービス責任者パスクアーレ・カタルディ氏は「市場エキスパートの小規模なグループが、大手銀行の利益に著しい影響を与えかねないプロダクトを開発する機会を得ることは素晴らしい」と発表資料でコメントした。

  ウィーマッチのサービスはサブスクリプションモデルをベースとし、株式デリバティブなど他の市場セグメントのディ-ラーがその技術を既に採用している。通貨・債券・デリバティブ取引仲介ではBGCパートナーズTP ICAPが重要な役割を果たしており、新たな技術の普及がこれらの企業のビジネスの妨げになることも予想される。

  国際決済銀行(BIS)の最新データによれば、2017年7-12月(下期)の店頭金利デリバティブ市場は7兆6000億ドル(約864兆円)規模に達する。

原題:JPMorgan Backs Fintech Seeking to Disrupt Trillion-Dollar Market(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE