コンテンツにスキップする
Subscriber Only
Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg
cojp

米国債の利回り曲線は再び「フラット化」へ、市場の関心はFOMCに

  • 中間選挙で「ねじれ議会」、新たな景気刺激策の観測が後退
  • 市場は19年末までに3回の追加利上げを予想-FF金利先物が示唆

米国債の利回り曲線は7日、フラット化した。米国の中間選挙で上院と下院で多数派が異なる「ねじれ議会」が誕生する結果となったため、新たな財政刺激策の観測が後退し、市場の関心は米連邦準備制度に戻る可能性があるからだ。

  2年債と10年債の利回り格差(スプレッド)は、1日の縮小幅としては5月以来最大となる方向。長期債の上昇を受け5年債と30年債のスプレッドは一時200日移動平均線を下回った。6日の中間選挙は広く予想された結果だったことから、財政赤字を巡る不安に代わって、米連邦準備制度の政策引き締めの道筋に市場の関心が集まりつつあるとPGIMフィクスト・インカムは指摘した。

  PGIMのチーフ投資ストラテジスト兼グローバル債券責任者のロバート・ティップ氏は電子メールで、「最近のベアスティープニングについては、減税第2弾への懸念が要因だったが、そのリスクは選挙結果を受けて低下した」と指摘。「米金融当局は利上げを継続して短期金利を押し上げる見込みであるため、利回り曲線はフラット化の方向に戻る」と付け加えた。

  米連邦準備制度は7日から始まった連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を8日に発表するが、フェデラルファンド(FF)金利先物市場では、12月19日のFOMCまで金利変更がないとの見方が織り込まれている。2019年の利上げ回数については、市場は2回見込むが、FOMC参加者の予測では3回とされている。

Yield curves flatten after U.S. midterm elections deliver divided Congress

原題:Bond Traders Are ‘Back to a Flattening Curve’ With Focus on Fed(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE