【米国株・国債・商品】株が大幅続伸、選挙終え安心感広がる

更新日時
  • ハイテクやヘルスケア、大麻銘柄が上昇-選挙結果を消化
  • 原油は8営業日続落、金はドル下落を背景に反発

7日の米株式市場では主要3指数が大幅続伸。米中間選挙を巡る不透明性が晴れ、投資家は政治が行き詰まる見通しを前向きに受け止めた。米国債は指標銘柄の大半が下落。

  • 米国株は主要3指数が大幅続伸、ダウ平均は545ドル高
  • 米国債は総じて下落、10年債利回り3.24%
  • NY原油は8日続落、米在庫の増加止まらず
  • NY金は4日ぶり反発、米中間選挙受けドルが下落

  中間選挙で民主党が下院を制し、共和党が上院の過半数議席を維持したことから、リスク選好の流れとなった。選挙の結果、トランプ減税が見直される可能性は低くなったが、金利上昇につながるような大型財政出動の可能性も弱まったと受け止められた。10月の相場急落の影響を強く受けたハイテク株が上昇を主導。大幅な制度変更のリスクが後退したことから、ヘルスケア株も高い。大麻関連株は、選挙結果や合法化反対派のセッションズ司法長官が辞任したことを背景に上昇した。

  S&P500種株価指数は前日比2.1%上げて2813.89。ダウ工業株30種平均は545.29ドル(2.1%)高の26180.30ドル、ナスダック総合指数は2.6%高。ニューヨーク時間午後4時50分現在、米10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し3.24%。

  ニューヨーク原油先物相場は8営業日続落。3月以来の安値となった。米エネルギー情報局(EIA)の統計で、米原油在庫が7週連続で増加し、生産も増えたことが明らかになったのが背景。その前には、石油輸出国機構(OPEC)が来年の減産を検討していると伝わり、日中高値まで上昇していた。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物12月限は54セント(0.9%)安の1バレル=61.67ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント1月限は6セント下げて72.07ドル。

  ニューヨーク金先物相場は4営業日ぶり反発。米中間選挙で共和党の両院支配が終わったことからドルが下落し、金に買いが入った。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は0.2%高の1オンス=1228.70ドルで終了。

  中間選挙が総じて予想通りの結果となったことから、投資家の注目はその他の問題に戻る公算が大きい。貿易問題が引き続き最大のマクロ要因だが、8日の米連邦公開市場委員会(FOMC)や、英国の欧州連合(EU)離脱問題も注目される。

  米国債は30年債を除く指標銘柄が値下がり。中間選挙の結果を受け、5年債と30年債の利回り格差は縮小、イールドカーブがフラット化した。

原題:Stocks Rally as Election Results Provide Comfort: Markets Wrap(抜粋)
USTs Mixed, Curve Holds Flattening Despite Late $1.5m/01 Block
Crude Sinks as Swelling U.S. Inventories Outweigh OPEC’s Plans
Gold, Copper Futures Rise on Weaker Dollar After Midterm Vote

(第6段落以降を追加し、更新します.)
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