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イタリア上院、連立政権の信任投票実施へ-反対派屈服させる狙いか

  • 難民・汚職対策を巡る意見対立で政権内の緊張が高まっている
  • 政府への不信任票を入れた五つ星の議員は党から除名も

イタリア上院で7日、ポピュリスト連立政権に対する信任投票が実施される見通しとなった。難民・汚職対策の意見対立によって連立パートナーの間で緊張が高まっていることが背景にある。

  右派政党「同盟」の書記長を務めるサルビーニ副首相兼内相は、難民申請者の権利の制限を求めているが、連立パートナーである反エスタブリッシュメント(既存勢力)政党「五つ星運動」の一部上院議員は、そうした施策に反対している。

  政府への不信任票を入れた議員は党からの除名処分を覚悟しなければならず、上院での信任投票は五つ星の反対勢力を屈服させる狙いがある。同盟と五つ星は上下両院で大多数の議席を占める。ベルルスコーニ元首相率いる中道右派「フォルツァ・イタリア」は、投票に参加しない意向を示した。

  2019年の予算計画を巡りイタリア政府と欧州連合(EU)との対立が続く中で、五つ星の党首であるディマイオ副首相兼経済発展相とサルビーニ副首相は、政府支出の優先順位や汚職対策などの諸問題 で衝突を繰り返している。SWGの調査結果によれば、同盟の支持率は30.4%と五つ星の28.2%を上回り、前者が17.4%、後者が32.7%だった今年3月から形勢が逆転している。

原題:Italy Populists Test Coalition With Confidence Vote on Security(抜粋)

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