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11月6日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ポンド高い、EU離脱巡り楽観広がる-ドルは小幅安

  6日のニューヨーク外国為替市場ではポンドが上昇。英国のメイ首相が、欧州連合(EU)離脱合意案の承認を閣議に求めるとの見方が広がった。一方、米中間選挙の投票が進む中でドルは小幅に下落した。

  ポンドは主要10通貨中で上昇率トップ。次いでニュージーランド(NZ)ドルとなった。ブルームバーグのドル指数は小幅に低下。円とカナダ・ドルは軟調な展開となった。

  英BBCなどは一部でリークされた文書を引用し、EU離脱案に関してメイ首相が27日に議会からの承認獲得を目指すと報道。これを手掛かりにポンドは上げを拡大した。英政府報道官はこの文書の内容に異議を唱えた。

  これより先、ラーブ英EU離脱担当相が閣議を終えて去る際に「サムズ・アップ」と述べたと伝わり、楽観が広がったことでポンドは買われた。EUのバルニエ首席交渉官はさらなる努力が必要だとの認識を示した。

  ニューヨーク時間午後4時32分現在、ポンドはドルに対し前日比0.4%高の1ポンド=1.3098ドル。ユーロは対ドルで0.1%高の1ユーロ=1.1417ドル。ドルは対円で0.2%上げて1ドル=113円46銭。主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.1%低下。

  ユーロは一時大きく上昇したが、その後上げを縮小。イタリアで移民政策を巡り緊張が高まる中、ポピュリスト政権が信任投票を呼び掛けたことが背景にある。

欧州時間の取引

  欧州時間にはドル指数が上げ下げを繰り返す方向感に乏しい展開。米中間選挙を控えて、市場ではドルのロングを減らす動きも見られた。ユーロは上昇。ドイツの9月の製造業受注が市場予想に反して2カ月連続でのプラスとなり、楽観が広がった。
原題:Pound Climbs, Dollar Dips as U.S. Holds Elections: Inside G-10(抜粋)
Dollar Swings as Mood Cautious Before Midterm Vote: Inside G-10

◎米国株・国債・商品:主要株価指数が上昇、中間選挙で薄商い

  6日の米株式市場では主要3指数がともに上昇。米中間選挙の結果を待つ慎重な地合いの中、目立った動きは乏しかった。トランプ大統領に対する事実上の国民投票という性質が色濃い今回の選挙では、連邦議会選挙が特に注目されている。米国債は軒並み下落し、利回りが上昇した。

  • 米国株は主要3指数がともに上昇、出来高は平均下回る
  • 米国債は下落、10年債利回り3.23%に上昇
  • NY原油は続落、7カ月ぶり安値-供給ひっ迫懸念が後退
  • NY金は続落、米選挙と利上げ見通し不透明で荒い値動き

  S&P500種株価指数は終盤に上げ幅を拡大。ダウ工業株30種平均構成銘柄の出来高は通常を約18%下回った。中間選挙の結果が特に影響しやすいヘルスケア、金融など6セクターに注目が集まっている。

  S&P500種は前日比0.6%上げて2755.45。ダウ平均は173.31ドル(0.7%)高の25635.01ドル、ナスダック総合指数は0.6%高。ニューヨーク時間午後4時59分現在、米10年債利回りが3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し3.23%。

  ニューヨーク原油先物相場は7営業日続落。世界的な供給逼迫(ひっぱく)懸念が後退し、7カ月ぶり安値となった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物12月限は89セント(1.41%)安の1バレル=62.21ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント1月限は前日比1.04ドル下げて72.13ドル。

  ニューヨーク金先物相場は続落。米国の中間選挙や利上げペースを巡る不透明感を受け、金先物相場のボラティリティーが高まった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は0.5%安の1オンス=1226.30ドルで終了。一時は0.4%高となる場面があった。

  7、8両日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)やくすぶる貿易摩擦も、金融市場の慎重ムードを後押しした。

  米国債市場でも先物の取引高は平均を下回った。30年債の下げ幅は他の年限に比べ小さく、5年債と30年債の利回りは縮小、イールドカーブがフラット化した。日中は10年債入札の好調で、利回りの上昇が一時的に止まる場面があった。
原題:U.S. Stocks Climb in Thin Volume as Americans Vote: Markets Wrap(抜粋)
USTs Lower Despite Solid 10Y Sale; TY Put Options Still in Vogue
Oil Drops to 7-Month Low as Specter of Worldwide Shortage Fades
PRECIOUS: Gold Volatility Surges on Election, Rates Uncertainty

◎欧州債:イタリア債、下げ幅縮小-サービス業PMIが50割れ

  6日の欧州債市場ではイタリア債が下げ幅を縮小する展開。同国のサービス業PMIが活動縮小を示す水準へ下げたことが背景にある。ドイツ債は変わらず。英国債は軟調だった。

  • イタリアのサービス業PMIは10月に2015年2月以来の低水準をつけた。10年債利回りのドイツ債に対するスプレッドは7ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)拡大して297bpだった
  • ドイツ債は安全資産需要で買われていたが、英国債の下げに連れて上げを失った。ラーブ英離脱担当相が閣議の進展状況に前向きな姿勢を示したと伝えられたことを受け、EU離脱に楽観的な見方が広がり、英国債が売られた
  • ドイツ10年債は1bp上げて0.43%、フランス10年債利回りは1bp上げて0.80%、イタリア10年債利回りは6bp上げて3.38%
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:Italian Bonds Decline, Bunds Steady; End-of-Day Curves, Spreads(抜粋)

(NY外為、米国株・国債・商品を更新します.)
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