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WTO、インドの鉄鋼製品輸入制限は協定違反-日本の主張ほぼ認める

  • 紛争処理小委がセーフガード措置は協定に不整合と判断ー経産省
  • インドは自動車・建築・産業機械用の熱延コイルに追加関税を賦課

インドが日本の鉄鋼製品の輸入に対して2015年9月から18年3月まで発動した緊急輸入制限(セーフガード)を巡り、日本政府が世界貿易機関(WTO)協定違反として提訴していた問題で、WTOの紛争処理小委員会(パネル)は6日、同協定違反との判断を下した。経済産業省が6日発表した。

  WTOのパネルは、インドの措置はセーフガード協定と関税貿易一般協定(ガット)に不整合とする最終報告書を公表。日本政府の主張をほぼ認め、インドに対して同措置を協定に整合させるよう勧告した。インドが不服なら60日以内にWTO上級委員会に上訴することが可能。上訴しなければ、パネル報告書の内容でWTOとしての判断が確定する。

  インドが輸入制限を行ったのは自動車、建築、産業機械に使用される熱延コイルで、日本からインドへの出荷額は14年時点で約570億円。インドは2年6カ月にわたり、日本からの輸入に対し10-20%の関税を上乗せした。日本とインドは17年2月にWTO紛争解決手続きに基づく二国間協議を実施したが解決せず、同年4月にパネルが設置され、審理していた。

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