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ドル・円小じっかり、株高好感も米中間選挙待ち-113円台前半

更新日時
  • 買い優勢も伸び悩み、日中の値幅は23銭にとどまる
  • 米中間選挙控え、ドル・円の高値は買いづらい-三井住友信託銀

東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=113円台前半で小じっかり。日本株の上昇を好感してドル買いが優勢となったものの、米中間選挙の結果を見極めるムードから上値は限定的となっている。

  ドル・円は朝方から前日終値付近の113円20銭台を底値にもみ合う展開。日経平均株価が後場に一段高となったことに歩調を合わせて113円40銭まで日中高値を切り上げた。午後3時16分現在は前日比0.2%高の1ドル=113円39銭で、これまでのところ値幅は23銭にとどまっている。

ドル・円と日経平均株価の推移

  三井住友信託銀行マーケット金融ビジネスユニット西日本営業推進チームの西田朋広チーム長は、ドル・円相場について「前日の株高を受けた日本株の上昇に連れた動きもあったが、イベント待ちで高値を買いづらいほか、113円台ではいったん輸出企業の売りもありそうだ」と説明。相場全体に米中間選挙待ちとなっており、「下院の選挙情勢における共和党の持ち直しも意識されており、一応結果を見極めたいとの思いも強い」と述べた。

  米国時間6日に投開票が行われる米中間選挙は、この日の日本時間夜から投票が始まり明日7日にも大勢が判明する見込み。下院の過半数議席を民主党が取り戻し、上院を共和党が維持する「ねじれ」議会になる可能性がある。

米中間選挙のポイントはこちらの記事をご覧ください

  三井住友信託銀の西田氏は「市場予想通りにねじれとなれば、いったんは円高の反応になるかもしれないが、長続きはしないだろう」と指摘。上下院ともに共和党が過半数を確保した場合には、ドル買いの反応になるとしながらも「2016年とは異なり、ドル買いポジションがたまっていることから、大きな動きは期待しづらい」との見方を示した。

  三菱UFJ銀行の平井邦行上席調査役(ニューヨーク在勤)は、ねじれの有無にかかわらず、中間選挙が終わったことによる不透明感払しょくから年末にかけた米株高が始まる可能性を指摘。一方で、中間選挙後、米連邦公開市場委員会(FOMC)や英国の欧州連合(EU)離脱を巡る交渉、イタリアの予算問題、さらには月末の20カ国・地域(G20)首脳会合やそれに伴う米中首脳会談など「かなりイベントが多く、値動きは荒っぽくなりそうだ」と述べた。

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