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【NY外為】ドルが下落、米中間選挙前に売り-ユーロは上昇

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5日のニューヨーク外国為替市場ではドルが下落。米中間選挙を前にドルの買い持ち高を減らす動きとなった。一方、ユーロは上昇。英国の欧州連合(EU)離脱を巡るバルニエEU首席交渉官の発言のほか、イタリアの予算を巡る同国とEUの対立緩和を好感してユーロ買いが入った。

  ブルームバーグのドル指数は一時0.2%上昇したが、下げに転じた。ドルは主要10通貨の大半に対して下落した。S&P500種株価指数の上昇を受け、逃避先と見なされる通貨は軟調。6日の米中間選挙と今後1週間に開かれる主要中央銀行の政策会合を前に、全般に商いは活発だった。

  米10年債利回りは一時3.19%まで低下し、利回り曲線はフラット化した。10月のISM非製造業総合景況指数は、記録的な高水準だった前月からは低下したが、市場予想ほど落ち込まなかった。今週予定されている大量の国債供給に注目が集まっている。

  ニューヨーク時間午後4時37分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は、前営業日比で0.1%低下。ドルは対円で変わらずの1ドル=113円20銭。ユーロに対しては0.2%下げて1ユーロ=1.1408ドル。

  資源国通貨はまちまち。米国が700余りの企業・団体を対象にイランへの制裁を再発動したが、原油は上げを削る展開となった。日本など8カ国・地域はイラン石油禁輸措置の適用を一時的に除外される。

  カナダ銀行(中央銀行)のポロズ総裁は、市場が金融政策の正常化に対して「歓迎の兆し」を示していると述べ、引き締めを継続する方針をあらためて表明した。中立金利については「かなり不透明だ」と語った。

Dollar inversely related to inflation expectations

  ポンドは一時0.7%上昇。ドルの幅広い売りに加え、英EU離脱に関して良い取引を結ぶことを確信しているとのハモンド英財務相の発言を受け、楽観が広がった。ポンドは伸び悩む場面もあった。メイ英首相が6日の閣議で離脱合意の条件について閣僚に承認を求めないと報じられたことが背景。

  ユーロはイタリア債とともに反発。欧州委員会のモスコビシ委員(経済・財務・税制担当)はイタリアに制裁を科すとの報道について「フェイクニュース」だと否定した。

  ドルは対円で113円08銭と113円34銭の狭いレンジ内で推移した。オプション市場では1カ月物リスクリバーサルが6営業日連続で上昇した。

欧州時間の取引

  ポンドは2週間ぶり高値を付けた。アジア時間の取引開始とともに英国のEU離脱に関して楽観的な見方が再浮上した。

原題:Dollar Eases Ahead of U.S Midterm Elections: Inside G-10(抜粋)
Pound Pares Gain, Euro Meets Fresh Leveraged Supply: Inside G-10

(第1段落を書き替え、第5段落以降を追加し、更新します.)
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