米ISM非製造業景況指数:10月は60.3に低下、市場予想は上回る

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米供給管理協会(ISM)が5日発表した10月の非製造業総合景況指数は、記録的な高水準だった前月からは低下したが、市場予想ほど落ち込まなかった。米経済の勢いが10-12月(第4四半期)も維持される可能性が示唆された。

ISM非製造業景況指数のハイライト (10月)

  • 非製造業総合景況指数は60.3。市場予想中央値は59.0。前月は61.6だった。同指数は50が活動の拡大と縮小の境目を示す
  • 景況指数は62.5。9月は65.2と、14年ぶりの高水準だった
  • 雇用指数は59.7。前月は過去最高の62.4

  米中などの関税措置が続く中、企業は物資価格の上昇や貿易戦争への懸念を示しているが、10月の仕入れ価格指数は低下し、4カ月ぶりの低水準となった。新規受注は前月とほぼ変わらずで、輸出受注は4月以来の高水準だった前月と同じ値。受注残は低下した。

ISM非製造業総合景況指数

ISM

  ただ今回の統計では、通商対立が一部企業に打撃を与えている可能性も示された。輸入は2月以来の低水準。入荷遅延指数の上昇は、旺盛な需要を満たそうとすると企業は引き続き供給面の障害に直面することを示唆している。

  ISMの非製造業景況調査委員会のアンソニー・ニーブス委員長は発表資料で、「生産能力と物流、関税への懸念は続いている」とした上で、「回答した企業は、現在の事業環境と景気を前向きに捉えている」と分析した。

  統計の詳細は表をご覧ください。

原題:U.S. Service-Industry Expansion Cools From Near-Record Pace (1)(抜粋)

(詳細を追加して更新します.)
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