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債券先物が上昇、リスク回避の買い圧力-超長期など現物債の上値重い

更新日時
  • 先物は7銭高の150円71銭で終了、長期金利は横ばいの0.125%
  • 今週は日銀国債買いオペが需給的に効きやすい面もある-岡三証

債券市場では先物相場が上昇した。米国と中国の貿易問題を巡る先行き不透明感などを背景とした日本株式相場の大幅下落でリスク回避に伴う買い圧力が掛かった。一方、超長期ゾーンをはじめ現物債は上値の重い展開が続いた。

  5日の長期国債先物市場で中心限月12月物は前週末比6銭安の150円58銭で取引を開始。日経平均株価が反落して取引を開始するとじりじりと水準を切り上げ、午後には一時150円72銭まで上昇。結局は7銭高の150円71銭で引けた。

  岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジストは、「先週末は米中関係の改善期待が高まったが、依然として先行きは不安定ということで、日経平均が2万2000円を再び割り込んでおり、債券先物がしっかりの展開となった」と指摘。また、「今週は利付国債入札が予定されていない中で、日本銀行の国債買い入れオペが需給的に効きやすい面もある」と言う。

先物中心限月と日経平均の日中推移

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の352回債利回りは、日本相互証券が公表した前週末午後3時時点の参照値より0.5ベーシスポイント(bp)高い0.13%で取引を開始。その後はやや買い戻されて0.125%で推移した。

  2日の米国債相場は下落。米雇用統計の結果を受けて、米10年国債利回りは前日比8bp高い3.21%で引けた。一時は3.22%台に乗せて、10月10月以来の高水準を付けた。

  一方、この日の東京株式相場は反落し、日経平均は前週末比344円67銭安の2万1898円99銭で取引を終えた。

日銀買い入れオペ  

  日銀はこの日、残存期間10年超を対象に国債買い入れオペを実施した。買い入れ額は残存期間10年超25年以下が1800億円、25年超が500億円とそれぞれ前回から据え置かれた。応札倍率は両ゾーンともに前回から低下し、市場で売り圧力が弱いことが示された。

過去の日銀オペの結果はこちらをご覧下さい。

新発国債利回り(午後3時時点)

前週末比
2年債-0.135%-0.5bp
5年債-0.080% 横ばい
10年債 0.125% 横ばい
20年債 0.660%+0.5bp
30年債 0.880%+0.5bp
40年債 1.040%+1.0bp
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