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Photographer: Krisztian Bocsi/Bloomberg

ECB当局者ら、銀行向け長期資金供給オペ再開に関する質問を回避

  • TLTRO再開は12月の政策委で議論される可能性-MNI
  • フィンランド中銀のレーン総裁:必要な場合は全ての手段を検討
The European Central Bank (ECB) headquarters stands in Frankfurt, Germany.
Photographer: Krisztian Bocsi/Bloomberg

欧州中央銀行(ECB)の政策委員会メンバー、レーン・フィンランド中銀総裁は2日、経済が混乱した場合の対応策として市中銀行に低利で長期の資金を貸し付ける条件付き長期リファイナンスオペ(TLTRO)の再開を検討しているかどうかの質問について回答を避けた。

  レーン氏はアテネで開かれたパネル討論会で「必要な場合は自由に使える手段全てを検討する」と述べるにとどめ、「次回は経済見通しをより詳細かつ広範囲に見極める」と語った。パネル討論会には他のユーロ圏4カ国の中銀総裁も出席したが、TLTROの再開についてはどの総裁もコメントを控えた。

  これに先立ちマーケット・ニュース・インターナショナル(MNI)は、TLTRO再開が早ければ12月13日のECB政策委員会で議論される可能性があるものの、実施は経済に深刻な衝撃が生じた場合に限られそうだと、内部の議論に詳しい関係者の話として報じていた

  ユーロ圏の経済成長率は7-9月(第3四半期)に4年ぶりの低水準に減速したため、ECBが刺激策解除の開始方針を見直さざるを得ないとの臆測が高まっている。ECB当局者らはこうした懸念を一蹴し、予想を下回る最近の経済指標はインフレ率や成長率に関する当局者の見通しを基本的に変化させるものではないと述べていた。

  ブルームバーグ・ニュースは10月、TLTROが4年の返済期限を迎える際に負担の少ない借り換え措置が用意されていなければリスクが生じる恐れがあるとして、一部の銀行がECBに接触中だと報じた。

Main Beneficiary

Italy has most of the long-term funds ECB doled out between 2014 and 2017

Source: Deutsche Bank AG estimates

Take-up of first two rounds of Targeted Longer-Term Refinancing Operations by country

原題:ECB Officials Avoid Question About New Cheap Loans to Banks(抜粋)

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