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世界経済、2019年は一斉減速のリスク-同時性復活も今度は下向き

Pedestrians walk on Wall Street near the New York Stock Exchange (NYSE) in New York, U.S.

Pedestrians walk on Wall Street near the New York Stock Exchange (NYSE) in New York, U.S.

Photographer: Victor J. Blue/Bloomberg
Pedestrians walk on Wall Street near the New York Stock Exchange (NYSE) in New York, U.S.
Photographer: Victor J. Blue/Bloomberg

世界の主要経済大国は同時に成長を加速させながら2018年をスタートしたが、19年は同時に減速しながらの年明けになるリスクがある。

  このシフトを主導するのは09年以降最悪の経済成長を記録した中国で、米国との貿易戦争で和解できなければ状況は悪化する恐れがある。影響はすでにアジア全体の製造業景況感に波及し、台湾やタイ、マレーシアは縮小の領域に陥りつつある。

  ユーロ圏も勢いを失い、7-9月(第3四半期)の経済成長ペースは前四半期の半分に減速。イタリアとドイツの低迷が影響した。同時にインフレは加速しており、金融緩和の解除を約束している欧州中央銀行(ECB)にとって来年は複雑な環境が待ち受ける。

  問題は米国がこうした逆風に耐え、世界経済の安定に貢献できるかどうかだ。それが可能だとの期待を労働市場のタイト化は後押しするものの、保護主義や金利上昇、減税効果の希薄化を背景に来年はやや減速するとの見方がエコノミストの間では大半を占める。

  米パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)のグローバル経済アドバイザー、ヨアヒム・フェルズ氏は「同時性が恐らく復活するだろうという見方がある」と指摘。「しかし今回は下向きの動きでの同時性だ」と続けた。

Slowing in Sync

The world's major economies are shifting into a lower gear

Source: Bloomberg

* = forecast

原題:World Economy Risks Returning to Sync, This Time to the Downside(抜粋)

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