米中貿易対立、近く打開がある公算は「極めて小さい」-PIMCO

  • 新興国株式市場、米中対立緩和への楽観から4日続伸
  • 期待が非常に低かった分、対話があれば好意的に捉えられると指摘

新興国株式市場は米中貿易問題が解決に向かうとの期待から4営業日として2011年以降で最大の上昇を果たす勢いだが、世界最大級の資産運用会社はこの楽観にくみしていない。

  パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)のグローバル・ストラテジスト、ジーン・フリーダ氏(ロンドン在勤)は、トランプ米政権が中国との対立を緩和する姿勢を見せていることについて、根深い意見対立があるという背景において検討する必要があると指摘。米中両国は貿易不均衡や知的財産権、ハッキング、産業政策に至るまであらゆる点で見解が異なり、短時間のうちに容易に解決しそうにはない。

  フリーダ氏は2日、ブルームバーグテレビジョンに対し、「争点の本質を考えてみれば、近いうちに事態が大きく打開する公算は極めて小さい」と述べた。

  貿易に関して合意がまとまるとの期待は「非常に低かった」ため、米中間の対話があればいかなるものでも市場は好意的に捉えるだろうと発言。投資家は新興国市場と欧州の株式に過度に悲観的になっている可能性があるとする一方で、米国株の下値リスクは膨らんでいるとの見方を示した。

原題:Pimco Says China Trade Breakthrough ‘Very Unlikely’ Anytime Soon(抜粋)

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