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きょうの国内市況(11月2日):株式、債券、為替市場

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●日本株は大幅反発、米中貿易摩擦の緩和期待ー機械など中国関連高い

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  東京株式相場は大幅反発し、日経平均株価は10月24日以来となる2万2000円台を回復した。トランプ米政権の中国との貿易合意に向けた動きが明らかになり、機械や鉄鋼など中国関連が上昇。前日に携帯料金の値下げによる業績懸念で売り込まれた通信も反発した。

  TOPIXの終値は前日比26.71ポイント(1.6%)高の1658.76、日経平均株価は同556円01銭(2.6%)高の2万2243円66銭、上昇率は3月27日以来の大きさとなった。

  トランプ米大統領は中国の習近平国家主席と貿易について合意に達したい考えで、想定される条件の草稿の作成を開始するよう重要閣僚に求めた。

  三菱UFJモルガン・スタンレー証券の三浦誠一投資ストラテジストは、報道通りなら「米中の対立緩和への一歩になるという感じだ」と述べた。「中国経済は減速感が出ていたため、さらに足を引っ張る材料が減る一方、米国にとっても関税賦課で中国からの商品の価格が高くなっており、クリスマス商戦を前に消費への影響を回避できる」と指摘。米中貿易摩擦の重しがとれれば「日本株は一段高が期待できる」と同氏はみている。

  東証1部業種別指数の上昇率上位に機械や電機、非鉄金属、鉄鋼、化学など中国関連が並び、情報・通信や医薬品も上昇、下落はパルプ・紙、電気・ガス、陸運。東証1部の売買代金は3兆5673億円、値上がり銘柄数は1495、値下がり銘柄数は561だった。

● 長期金利が上昇、米中懸念緩和で売り優勢-運用変更後のオペ無難通過

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  債券市場では長期金利が上昇。米国と中国間の貿易摩擦を巡る懸念緩和を背景に株高・円安が進んだ流れを受けて、債券売り圧力が強まった。日本銀行の買い入れ運営方針見直し後で初めてとなるオペでは中期ゾーンの月間買い入れ額が減少する見通しになったものの、影響は限定的となった。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の352回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より0.5ベーシスポイント(bp)低い0.115%で取引を開始。いったん0.12%を付けたが、午前の日銀オペ通知後には0.115%に戻す場面もあった。午後には米中貿易摩擦を巡る懸念緩和で債券売りに転じ、0.125%まで水準を切り上げた。

  SBI証券の道家映二チーフ債券ストラテジストは、「米中貿易戦争は世界経済のダウンサイドリスクになっており、仮にそれが軽減されるのであれば、来年以降も現在の米利上げペースが続く可能性が出てくるなど、金利観が大きく変わる話になる。債券市場では、日銀オペ見直しに絡む材料をこなして買われていたタイミングだったので、揺り戻しの動きにつながった」と指摘。ただ、中間選挙前のリップサービスの可能性もあり、実現性には疑問符が付くと話した。

  長期国債先物市場で中心限月12月物は前日比5銭高の150円70銭で取引開始。一時150円75銭まで水準を切り上げたが、その後は米中貿易関係の改善期待を背景に150円56銭まで下げ、結局は1銭安の150円64銭で引けた。

  日銀はこの日、中期と長期ゾーンを対象に国債買い入れオペを実施した。買い入れ額は残存期間1年超3年以下が3500億円、3年超5年以下が4000億円とそれぞれ前回から増額。両ゾーンの購入が据え置かれた場合、月間の買い入れは前月からそれぞれ1回削減されたことで合計2500億円減少する見通し。一方、5年超10年以下は4500億円に据え置かれた。オペ結果は各年限で応札倍率が低下した。 

●ドル・円が反発、米中合意期待でリスク選好-一時113円台

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  東京外国為替市場ではドル・円相場が反発。貿易問題での米中歩み寄りへの期待からリスク選好の動きが強まり、オーストラリア・ドルなどを中心に円売りが進んだ。

  ドル・円は午後3時40分現在、前日比0.3%高の1ドル=113円04銭。朝方は米株価指数先物の下落を嫌気して112円56銭まで下落。その後、米中対話期待や日本株の上昇を背景に切り返し、午後にはトランプ大統領が米中貿易合意草案の作成を指示したとの報道を受けて一時113円10銭まで値を切り上げた。豪ドル・円は一時0.9%高の1豪ドル=81円94銭と1カ月ぶりの豪ドル高・円安水準を付けた。

  三井住友銀行市場営業部為替トレーディンググループの青木幹典グループ長は、昨日の米中電話協議のニュースに対して市場参加者のほとんどは疑心暗鬼だったが、合意草案の報道で「さすがにこれは本気かなとなっている」と解説。今晩発表の米雇用統計も「それなりの数字で、賃金も予想通りぐらいであれば、ドル・円をたたいて売っていく理由はない。その意味では引き続きリスクオン的なクロス円(ドル以外の通貨の対円相場)とドル・円の上昇は見込める」と話した。

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