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【注目起債】UBSユーロ円債1500億円-利率の高さや希少性で

  • 総需要は2000億円、6NC5のスプレッド55bp、利率0.719%
  • 国内対比での利率の高さは健在、人気で希望額購入できず-投資家

UBSが起債したユーロ円債は、希少性や高利回りを投資家が評価して1500億円の需要を集めた。

  2本立てのユーロ円債の発行条件は2日、6年NC5が円スワップ上乗せ金利(スプレッド)55bp(利率0.719%)、10NC9が同65bp(0.973%)に決まった。需要に応じた決まる発行額はそれぞれ1300億円と200億円の計1500億円になった。これはUBS想定の上限で、今年度のユーロ円債でBNPパリバの1020億円を抜いて首位になる。主幹事によると最終需要は計2000億円強に達した。

  需要を盛り上げた背景は利率の高さ。5年債とみなされる6年NC5の利率は、三菱UFJフィナンシャル・グループが10月起債した10NC5劣後債0.36%の2倍近い。UBSのユーロ円債は少なくとも6年ぶりで、希少性も需要を後押しした。UBSはTLAC(総損失吸収能力)対応上の必要性からサムライ債ではなく東京プロボンド市場上場のユーロ円債として起債した。

  ある中央投資家はUBSのユーロ円債について、スプレッドは海外の既発債対比では決して妙味がある水準とは言えないが、利率は国内債対比で高いと指摘した。また、人気化したため配分が想定以上に削られて希望額が購入できていないと述べた。

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