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Photographer: Chris Ratcliffe/Bloomberg

LIBOR移行、痛み伴うとゴールドマン-市場「習慣の生き物」か

  • 「安全性と健全性の改善につながることを期待」とハンマック氏
  • ゴールドマンの責任者にとっても移行は想定よりはるかに厄介
Commuters stand silhouetted against the window as they wait for a Docklands Light Railway (DLR) train at the Canary Wharf station in London.
Photographer: Chris Ratcliffe/Bloomberg

米銀ゴールドマン・サックス・グループは、ロンドン銀行間取引金利(LIBOR)から他のグローバルな金利指標への移行が、債券市場の健全性改善につながることを期待する一方、同時に困難を伴う険しいプロセスになる可能性が高いと捉えている。

  LIBORは2021年末までに役割を終えると英監督当局が昨年告知し、代替の金利指標として、米国では担保付翌日物調達金利(SOFR)、英国ではポンド翌日物金利加重平均(SONIA)がそれぞれ推奨されている。

  ゴールドマンの財務責任者を務めるベス・ハンマック氏は、9月に収録され今週公開されたポッドキャストで、新たな金利指標への移行について、「安全性と健全性の改善につながることを期待している」としながらも、「とはいえ、そこに達するには実に痛みを伴う移行期となりそうだ。非常に多くの人々と金融商品がこの金利を基準として利用し、われわれの市場のそれほど根本を成す部分だからだ。それに市場とはまさに習慣の生き物だ」と語った。

  ゴールドマンでLIBORからの移行を統括する責任者に起用されたジェーソン・グラネット氏にとっても、移行プロセスは想定よりも実際にははるかに厄介だ。同氏は新たな金利指標に移行するグローバルな動きが「多くの人々にとって膨大にほかならない」と述べ、市場参加者と監督当局は「全てがどこにあるか理解しようとしている段階」であり、「われわれが進む際にそれが道筋を決めるのに役立つだろう」とポッドキャストで説明した。トレード残高の一覧表を作成する方法を導き出すことや、ドキュメンテーションの把握もそれらの作業に含まれる。

  グラネット氏は「具体的にはSOFRを基準とする米ドル建て市場の最初の100億についてわれわれは調べた。金利があり、契約があり、取引がある。機運は盛り上がっており、正面から議論が行われている」と述べた。
  

原題:Goldman Sachs Sees a ‘Really Painful Transition’ Away From Libor(抜粋)

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