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日本株は大幅反発、米中貿易摩擦の緩和期待ー機械など中国関連高い

更新日時
  • トランプ大統領は中国と貿易合意に達したい考え、条件の草案を指示
  • 報道受け午後に急上昇、日経平均は約1週間ぶりに2万2000円台回復
Inside the Tokyo Stock Exchange As Japanese Shares Rebound
Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg
Inside the Tokyo Stock Exchange As Japanese Shares Rebound
Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

2日の東京株式相場は大幅反発し、日経平均株価は10月24日以来となる2万2000円台を回復した。トランプ米政権の中国との貿易合意に向けた動きが明らかになり、機械や鉄鋼など中国関連が上昇。前日に携帯料金の値下げによる業績懸念で売り込まれた通信も反発した。

  • TOPIXの終値は前日比26.71ポイント(1.6%)高の1658.76
  • 日経平均株価は同556円01銭(2.6%)高の2万2243円66銭、上昇率は3月27日以来の大きさ

  トランプ米大統領は中国の習近平国家主席と貿易について合意に達したい考えで、想定される条件の草稿の作成を開始するよう重要閣僚に求めた。事情に詳しい関係者4人が明らかにした。これに先立ち大統領は1日、習主席と貿易などで生産的な協議を行ったと明らかにしていた。習主席もアルゼンチンでの20カ国・地域(G20)首脳会合の際に、トランプ大統領と貿易などの問題について協議することに前向きだと中国中央テレビ局が1日伝えていた。

中国との貿易合意の草案作成に関する記事はこちらをご覧ください

  三菱UFJモルガン・スタンレー証券の三浦誠一投資ストラテジストは、報道通りなら「米中の対立緩和への一歩になるという感じだ」と述べた。「中国経済は減速感が出ていたため、さらに足を引っ張る材料が減る一方、米国にとっても関税賦課で中国からの商品の価格が高くなっており、クリスマス商戦を前に消費への影響を回避できる」と指摘。米中貿易摩擦の重しがとれれば「日本株は一段高が期待できる」と同氏はみている。

  きょうの日本株相場は米中貿易摩擦の緩和の兆しを受けて上昇して始まった。午後にTOPIXがマイナス圏に沈む場面があったが、米中摩擦の緩和に向けた報道が伝わると様相が一変、日経平均は前日比620円(2.9%)高の2万2308円まで上昇した。中国・上海総合指数も一時2.7%高となるなどアジアの株式市場はほぼ全面高となり、米S&P500種Eミニ先物も上昇に転じて大幅高で推移。為替市場でもドル・円相場が一時1ドル=113円10銭まで円安に振れた。

米中貿易合意の草案作成報道後に急上昇
  • 東証1部業種別指数の上昇率上位に機械や電機、非鉄金属、鉄鋼、化学など中国関連が並び、情報・通信や医薬品も上昇
  • 下落はパルプ・紙、電気・ガス、陸運
  • 東証1部の売買代金は3兆5673億円
  • 値上がり銘柄数は1495、値下がり銘柄数は561
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