コンテンツにスキップする

移民減少なら米経済は長期的に成長鈍化の恐れ、FRB議長が発言

更新日時
  • 年間人口増加の約半分は移民、労働力の伸びに影響-パウエル氏
  • コルテズマスト上院議員の質問に書簡で回答
パウエル議長

パウエル議長

Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg
パウエル議長
Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、移民が減少すれば米国の労働力の成長は制限され、長期的に経済成長が鈍化する恐れがあると述べた。

  パウエル議長はミネアポリス連銀のカシュカリ総裁の移民賛成論に同意するかどうかを尋ねていたコルテズマスト上院議員(民主、ネバダ州)宛ての書簡でこう回答した。カシュカリ総裁は両親がインド出身で、妻はフィリピン出身。米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)に1月に掲載された論評で同総裁は、米経済にとって移民は「無料の昼食にほぼ等しい」と述べ、移民増加の容認を訴えていた。

Fed Reserve Chairman Jerome Powell Testifies Before House Financial Services Committee

パウエルFRB議長

Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

  パウエル議長はコルテズマスト議員宛ての8月29日付の書簡で、トランプ政権の経済政策の幾つかの矛盾を指摘。財政政策は成長や投資を刺激する可能性があるものの、貿易・移民政策は経済に不利に働きかねないと説明。年間の人口増加の約半分は移民が占めることから、労働力の伸びに直接影響すると述べ、「経済成長の観点では、移民の減少は人口の伸び鈍化を招き、ほかの要素が同じなら、潜在成長率も低下する」と記した。書簡はブルームバーグが情報公開法に基づいて請求し、入手した。

原題:Fed’s Powell Says Reduced Immigration Could Slow U.S. Economy(抜粋)

(書簡の詳細を追加して更新します.)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE