コンテンツにスキップする

米ISM製造業指数:10月は予想以上に低下、6カ月ぶり低水準

更新日時

米供給管理協会(ISM)が1日発表した10月の製造業景況指数は市場の予想以上に低下し、6カ月ぶりの低水準となった。貿易問題を巡る米中の緊張が高まる中、受注や雇用の指数が落ち込んだ。

ISM製造業景況指数のハイライト (10月)

  • 製造業総合景況指数は57.7。市場予想中央値は59.0。前月は59.8だった。同指数は50が活動の拡大・縮小の境目
  • 新規受注の指数は57.4(前月は61.8)。9、10月の低下幅は計7.7ポイントで、2カ月間の下げ幅として2015年1月以来の大きさ
  • 輸出受注指数は52.2と、16年11月以来の低水準。前月は56.0
  • 雇用指数は56.8に低下(前月58.8)

  今回の統計で、トランプ米大統領の対中貿易戦争が製造業に与える痛みが強まり始めたとの懸念が増す可能性がある。輸出受注はこの4カ月で3回目の低下、新規受注はこの5カ月で4回目の低下となった。受注残と入荷遅延の各指数の上昇は、供給網に依然として障害があることを示唆する。

U.S. manufacturing gauge falls to six-month low as orders weaken

ISM製造業総合景況指数

ISM

  米中の新たな関税発動を前に製造業者が原材料購入や製品輸出を急いだ過去数カ月と比べて伸びが鈍ったことが、幾つかの要素に反映しているとみられる。9、10両月のハリケーン襲来に絡むデータのぶれや混乱が指数に一定の影響を及ぼした可能性もある。過去6カ月、大幅に上げているドルも逆風になった恐れがある。

  10月の生産指数は59.9と、9月の63.9から低下。低下幅は17年3月以来の大きさとなった。仕入れ価格指数は71.6と、5カ月ぶりの上昇。前月は66.9だった。入荷遅延指数は63.8(前月61.1)で、リードタイムが長くなったことが示唆される。受注残は55.8(前月55.7)。在庫は50.7で5月以来の低水準(前月53.3)。

  統計の詳細は表をご覧ください。

原題:U.S. Factory Gauge Slumps to Six-Month Low Amid Trade War (2)(抜粋)

(詳細を追加して更新します.)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE