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11月1日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ポンド急伸、EU離脱巡る楽観で-ドルは反落

  1日のニューヨーク外国為替市場ではポンドが大幅上昇。英国の欧州連合(EU)離脱合意への楽観が広がり、ドルに対しては一時2%超と、ここ1年余りで最大の上げとなった。米中間選挙など重要イベントを控えて、ドルには売りが出た。

  ブルームバーグのドル指数は一時0.9%下げ、前日までの2日間での上昇分を失った。中国人民元の大幅高で新興国通貨が高く推移する中、ドルは主要10通貨全てに対し下落した。

  ニューヨーク時間午後4時40分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.8%低下。ドルは対円で0.3%安の1ドル=112円64銭。ユーロはドルに対し0.9%上げて1ユーロ=1.1409ドル。

  ポンドの日中高値は1ポンド=1.3035ドル、2017年4月以来の大幅高となる2.1%高。イングランド銀行(英中央銀行)のカーニー総裁は、インフレ見通しはEU離脱の行方とポンド次第だと述べた。また、アイルランド国境問題を巡りEUが妥協する可能性も報じられた。これらを受けた楽観の高まりや、英国債利回りの上昇、企業活動を巡る観測がポンドを支えた。

欧州時間の取引

  ドルはテクニカル分析上の上値抵抗線に接近する中、利益確定の売りが出て伸び悩んだ。リスク資産に対する投資家マインドの回復で資源国通貨は押し上げられ、ポンドは英EU離脱を巡る楽観で上げ幅を拡大した。
原題:Pound Rises on Brexit Optimism While Dollar Tumbles: Inside G-10(抜粋)
Dollar Drops on Profit Taking, Pound Up Before BOE: Inside G-10

◎米国株・国債・商品:株は3日続伸、米中貿易摩擦に緩和の兆し

  1日の米株式相場は3日続伸。米中貿易摩擦に緩和の兆候が表れたことに加え、好決算を受けて買いが入った。

  • 米国株は3日続伸、好決算や貿易摩擦の緩和期待で
  • 米国債は小反発、10年債利回り3.13%
  • NY原油は4日続落、6カ月ぶり安値-米国の供給加速観測などで
  • NY金は反発、ドル下落で3週間ぶりの大幅高

  S&P500種株価指数の3日間の上げとしてはここ2年で最高となった。決算を発表したダウ・デュポンは2015年以来の大幅高となり、NXPセミコンダクターズは半導体株をけん引した。10月に大きく下げた住宅建設株が上昇した一方、ここのところ買いを集めていた公益事業株は下げた。引け後に決算を発表したアップルは、時間外で下落。iPhone(アイフォーン)販売台数が予想に届かなかった。

  S&P500種は前日比1.1%上げて2740.37で終了。ダウ工業株30種平均は264.98ドル(1.1%)高の25380.74ドルで終えた。ナスダック総合は1.8%高。ニューヨーク時間午後4時42分現在、米国債市場では10年債利回りが1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し3.13%。

  ニューヨーク原油先物相場は4日続落。約6カ月ぶりの安値に下げた。米国の供給が加速している兆候に加え、米国の制裁にかかわらずイランの原油輸出はゼロにはならないとの見方から売りが膨らんだ。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物12月限は1.62ドル(2.5%)安の1バレル=63.69ドルと、4月9日以来の安値で終了。ロンドンICEの北海ブレント1月限は2.58ドル下げて72.89ドル。

  ニューヨーク金先物相場は反発。ドル指数が1年5カ月ぶりの高値から下げたことを好感して買いが膨らみ、3週間ぶりの大幅高となった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は1.9%高の1オンス=1238.60ドルで終了した。上昇率は10月11日以降で最大。

  トランプ米大統領が中国の習近平国家主席と貿易や北朝鮮について生産的な協議を行ったとツイートしたことも、株価の支援材料となった。米供給管理協会(ISM)が発表した10月の製造業景況指数が市場の予想以上に低下したため、米国債利回りは低下した。2日には雇用統計が発表される。
原題:U.S. Stocks Rally on Earnings, Softer Trade Stance: Markets Wrap(抜粋)
Oil Sinks to Six-Month Low as U.S. Supply Surge Eases Iran Fear(抜粋)
PRECIOUS: Gold Surges by Most in 3 Weeks as the Dollar Retreats(抜粋)

◎欧州債:イタリア債上昇、ドイツ債は下げ幅縮小-一部休場で薄商い

  1日の欧州債市場ではイタリア債が上昇。リスク志向が強まった。ドイツ債は英国債に連れて、下げ幅を縮小した。英中銀の政策会合や四半期インフレ報告が手掛かりだった。

  • イタリア債の利回り曲線はブルスティープ化した。同国株価指標FTSE・MIB指数のパフォーマンスは欧州の主要株価指数を上回った。万聖節の祝日で一部欧州市場が休場だったことから通常よりも薄商いだった
  • 英国債は一時、英紙タイムズの報道を手掛かりに下落したが、その後当局者が報道内容を否定すると下げ幅を縮小した。同紙はEU離脱後も英銀にEU単一市場へのアクセスを認める内容の合意が成立したと報道
  • ドイツ10年債利回りは2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上げて0.4%、フランス10年債利回りは1bp上昇の0.76%、イタリア10年債利回りは6bp下げて3.37%
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:Italian Bonds Gain, Bunds Trim Loss; End-of-Day Curves, Spreads(抜粋)

(NY外為と米国株・国債・商品を更新します.)
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