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相場急落の元凶「混み合った」銘柄、ポジション解消の兆し見えず

  • ヘッジファンドなどが一斉に解消するには至っていないもよう
  • 混雑状態は歴史的に平均的な水準に戻っていない-モルガンS

10月は米国株にとってここ7年で最悪の月となった。急落の元凶となるポジションは減ったのだろうか。データを見ると、安心するのはまだ早いようだ。

  プロの投資家が好む銘柄は下げ局面で市場全体に比べ2-3倍大きく下落する傾向があり、「混み合った取引」という言葉が急落のたびに聞かれるようになった。2兆ドル(約226兆円)分の売りで少しは混雑が和らいだものの、ヘッジファンドなどが一斉にポジションを解消するには至っていないようだ。 

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  ブルームバーグ・インテリジェンスのチーフ株式ストラテジスト、ジーナ・マーティン・アダムス氏は「ちょっとした休憩はあっただろうが、一番混み合った銘柄をあわてて買い戻している投資家の様子を見ると、降参するという状況にはほど遠いようだ」と述べた。人気のテクノロジー銘柄を指すFANGのうちフェイスブック以外の銘柄を皆が買い戻しているのに驚かされると話した。

Crowded Stocks Unwind

Popular stocks bore the brunt of selling in October

Source: Bloomberg

  モルガン・スタンレーの機関投資家向けブローカー部門がまとめたデータによると、混雑状態は歴史的に平均的な水準に戻ってはいない。10月26日の時点で、人気の高い50銘柄がヘッジファンド顧客のロングポジションに占める割合は32%だった。8月の35%から低下したものの、同社が2010年以降に取り始めたデータの87%を上回っている。

原題:For Crowded Stocks at Heart of Sell-Off, Few Signs of Unwinding(抜粋)

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