ドイツ銀に厳しい結果か、イタリア焦点-EUストレス審査公表へ

更新日時
  • より厳しい逆境シナリオの適用でドイツの銀行も痛みを感じる可能性
  • イタリアの銀行は、国債相場の下落が資本水準に悪影響を及ぼしつつある

欧州連合(EU)の銀行監督機関である欧州銀行監督機構(EBA)は、域内の銀行を対象とする2018年のストレステスト(健全性審査)の結果を今週公表する。今年の審査が想定する過去最も厳しい条件を心配しなければならないのはイタリアの銀行だけでなく、ドイツの金融機関も痛みを感じることになりそうだ。

  結果が公表されていないことを理由に関係者2人が匿名を条件に語ったところでは、ドイツの銀行に適用されるより厳しいストレス(逆境)シナリオによって、ドイツ銀行が特に大きな影響受けると見込まれる。関係者の1人によれば、ドイツ銀の財務健全性を測る主要な指標は低下し、テスト対象行の下半分の位置となる見通しだ。ドイツ銀はコメントを控えている。

  一方、イタリアではポピュリスト政権とEUとの予算を巡る対立が国債相場の下落を招き、インテーザ・サンパオロをはじめとする銀行の資本水準に悪影響を及ぼしつつある。昨年策定されたEBAのアセスメントは、イタリアの10年国債利回りが17年末から125ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇するシナリオを想定。ブルームバーグのジェネリック価格が示す今年の利回り上昇幅はそれを既に上回っているが、イタリア経済は審査が描くような景気縮小の状況にはない。

  EBAの銀行ストレステストは域内の48行が対象。「合否」は判定しないが、資本増強が必要かどうか、また増配や行員のボーナス引き上げが可能かどうかの判断で結果は重要な意味を持つ。

Capital Pressure

European banks increased their key capital ratio after previous stress tests

Source: Company filings, Bloomberg Intelligence

Note: Sample includes 32 biggest listed European banks ex. Switzerland

原題:Deutsche Bank and Italy’s Lenders Are in Stress-Test Spotlight(抜粋)

(イタリアの銀行のアセスメント条件などを追加して更新します)


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