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環境激変、10万社の中で生き残れるのは「適者」のみ-中国不動産業界

  • 政府は今、膨れ上がっている企業債務の抑制に躍起
  • 住宅購入予定者から事前に資金を集める制度解体の動きも
A worker walks towards residential buildings under construction in Qingdao, China.

A worker walks towards residential buildings under construction in Qingdao, China.

Photographer: Qilai Shen/Bloomberg
A worker walks towards residential buildings under construction in Qingdao, China.
Photographer: Qilai Shen/Bloomberg

中国海南省の省都、海口の沖合約5キロに浮かぶ「如意島」。5年前に建設が始まったこの人工島は富裕層向けのユートピアとなるはずだったが、まだ砂地ばかりだ。

Ruyi Island

「如意島」の衛星画像(10月15日)

出典:DigitalGlobe経由のCopernicus Sentinel Satelliteイメージ

  資金が尽き、債務が膨れ上がった北京の不動産開発会社、中弘はこの130億元(約2100億円)規模のプロジェクトを競合会社に売却する予定だ。あるいは少なくとも売却を試みている。
  

Buyers' Market

Listed developers have bought stakes worth $24.5 billion from smaller players

Source: Bloomberg

Note: 2018 data for the nine months through September.

  中国ではここ数年、ほぼ無制限で安価に資金を借り入れることのできる環境が続いた。飽くなき住宅需要と政府による業界に優しい政策に乗ろうと10万を超える不動産開発会社が先を競っていた。だがそうした環境が一変してしまったことを象徴しているのが、この如意島だ。

  政府は今、膨れ上がっている企業債務の抑制に躍起で、不動産業界が身をもって感じているのが大変革の初期段階に投げ出されているということだ。

The Wall You Don't Want

Chinese developers have to cope with significant refinancing pressures

Source: Bloomberg

  さらに悪いことに、住宅建設のずっと前に不動産開発会社が購入予定者から資金を集める制度を解体しようしている地方当局もある。そうなれば業界にとって重要な資金源が断たれてしまう。

  招商証券の不動産アナリスト、チャオ・コ氏は「事前販売制度が廃止となれば、整理統合の波が加速するだろう。適者しか生き残れなくなる」と述べた。

Leveraged Development

 

 

原題:China’s 100,000 Developers Are Bracing for a Giant Shakeout (1)(抜粋)

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