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ドル・円は112円台後半、日本株反落が重しーポンド・ドル上昇

更新日時
  • 早朝の112円99銭から一時112円72銭まで下落
  • ポンドがドル売り誘発、ドル・円でも若干ドル売り-外為どっとコム

東京外国為替市場でドル・円相場は1ドル=112円台後半で弱含み。日本株の反落などが重しとなり、ドル売り・円買いがやや優勢となった。また英国と欧州連合(EU)の離脱交渉に関する合意期待を背景にポンド・ドルが上昇し、ドル売りを誘ったことも重しとなった。

  1日午後3時20分現在のドル・円相場は前日比0.1%安の1ドル=112円84銭。早朝に付けた112円99銭から水準を切り下げ、一時112円72銭まで下落した。その後は下げ幅を縮小した。

  外為どっとコム総研の神田卓也調査部長は、日米株を含めた市場に関して「今のところ11月が始まってどういうポジションを取るかまだはっきりスタンスが決まっていないのだろう。為替市場も神経質に振れやすい展開」と指摘。「ポンドが全般的にドル売りを誘発しているのではないか。ドル・円でも若干ドル売りが出ている」と述べた。

  この日の東京株式相場は3営業日ぶりに大幅反落。日経平均株価は前日比232円81銭(1.1%)安の2万1687円65銭で取引を終えた。

ドル・円相場の推移

  ポンド・ドル相場は同時刻現在、0.6%高の1ポンド=1.2844ドル。一時0.7%高の1.2856ドルと10月25日以来のポンド高・ドル安水準を付けた。イングランド銀行(英中央銀行)はこの日、金融政策決定会合を開いて政策金利と四半期インフレ報告を発表、カーニー総裁が会見する。市場予想では、金融政策は据え置きが見込まれている。

  三井住友信託銀行NYマーケットビジネスユニットの矢萩一樹調査役は、「英国のEU離脱交渉で合意があるかもしれないとの報道が支え。英中銀の金融政策は、現状維持予想だが、英国は通貨高でないと輸入物価が高くなるので、カーニー総裁会見やインフレ報告で支援材料が出る可能性もある」と分析。ポンド・ドルについて、「きょうの上値めどは1.2900ドル。下値めどは1.2500ドル」と語った。

  ラーブ英EU離脱担当相は、今月21日までにEUとの離脱合意がまとまる見通しだと、10月31日公表された書簡で明らかにした。また英タイムズ紙は、英国とEUの離脱交渉担当者は、離脱後も英国の金融サービス会社による欧州市場へのアクセス継続を可能にする暫定合意に達したと報じた。

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