ファンドストラットのリー氏:株式相場は底入れ、「激しく」反騰か

  • リー氏:米国株は年末までに少なくとも10%上昇する可能性
  • テクニカル分析のシグナルは反発の可能性を示唆

ファンドストラット・グローバル・アドバイザーズのトム・リー氏によれば、「ここで底入れ」だという。

  調査責任者を務めるリー氏は10月31日付のリポートで、投資家は最近の米国株安を受けて積極的に買うべきであり、米株式相場は年末までに少なくとも10%上昇するとの見方を示した。同氏は1週間前に投資家に押し目買いを推奨していた。S&P500種株価指数はそれ以来2.7%上昇。リー氏は年末の目標を3025で維持している。

  同氏は「激しい反騰を見せる可能性がかなりある」と述べ、「これは理にかなう。大幅に売られ過ぎているからだ」と付け加えた。

  リー氏はS&P500種とラッセル2000指数について、50日移動平均線と200日移動平均線を上回っている構成銘柄の比率が「異常に低い」と指摘。弱気相場以外の調整局面でこれが起きる場合は、底入れのシグナルになるケースが多いと付け加えた。過去を振り返ると、現状のように相場が売られ過ぎてから3カ月後と6カ月後のリターンは平均で13%と19%で、9回の事例のうち8回はプラスのリターンだったという。

  同氏はまた、工業やエネルギー、素材、テクノロジー、一般消費財といった業種が最も大きな打撃を受けており、最大の反発を演じる可能性が高いと分析。一方でディフェンシブ銘柄から手を引くよう提案した。

トム・リー氏

写真家:Chris Goodney / Bloomberg

  もちろんリー氏の予想にはリスクが伴う。最も顕著なのは「信頼感の完全な喪失が引き起こす市場の崩落」だが、そうした事態が生じる公算は小さく、ヘッジファンドがポートフォリオのリスクをさらに低減させる必要性がないことを示唆するポジションデータが励みになっているという。

原題:Fundstrat’s Lee Calls Bottom in Stocks and Sees ‘Violent’ Rally(抜粋)

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