米国が中国当局批判を拡散、SNS「微信」を活用

  • トランプ大統領は数週間前、中国が米国の内政に干渉していると非難
  • 微信公式アカウントに米政権幹部の中国に批判的な発言を掲載

トランプ米大統領は中国が内政に干渉していると数週間前に非難したが、北京駐在の米外交官らは中国国内で当局に批判的な情報を流している。

  在中国米国大使館はここ数日、10億人以上が利用するソーシャルメディア「微信(ウィーチャット)」の公式アカウントで、米政権幹部が発する中国に批判的な声明の中国語訳を掲載し始めた。

北京の米国大使館

フォトグラファー:Mandel Ngan / AFP via Getty Images

  在中国米国大使館はまず、中国が米国の選挙に介入していると主張したペンス副大統領の演説抄訳を200万人のフォロワーと共有。さらに29日には、中国は100万人の少数派イスラム教徒を「再教育施設」に拘束して人権を侵害していると批判したポンペオ国務長官のインタビューを公表した。

  米中貿易対立が長引く中で、これらの投稿はトランプ政権が中国市民に直接呼び掛けることもいとわない姿勢であることを示している。

  中国がこれをいつまで許容し続けるかは不透明だ。共産党はインターネット情報に対して厳しい取り締まりを維持し、イスラム教徒が多数を占める少数民族・ウイグル族の処遇など当局が敏感になる問題の報道は国営メディア数社に限定されている。中国外務省はファクスでのコメント要請に対し、今のところ回答していない。

  在中国の米国大使館には電子メールでコメントを求めたが、応じなかった。

原題:U.S. Embassy Uses WeChat to Air Criticism of China on Home Turf(抜粋)

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