10月31日の海外株式・債券・為替・商品市場

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欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドル続伸、月間で2年ぶりの大幅高-ポンドも高い

  31日のニューヨーク外国為替市場ではドルが総じて上昇。短期債利回りの上昇、米国株高、予想より強い米経済指標を背景に、ブルームバーグのドル指数は10月月間でほぼ2年ぶりの大幅高となった。

  ドル指数は2017年5月以来の高水準を付け3日続伸。月末特有の資金の動きが追い風となった。米経済指標では、米民間雇用者数と雇用コスト指数が市場予想を上回った。ドルは月間ベースで、円を除く主要通貨に対し上昇している。ドル指数は月間ベースで2%超の伸び。

  ポンドは英国の欧州連合(EU)離脱の合意期待が高まり反発した。11月21日までにEUとの離脱合意がまとまる見通しだとした英ラーブEU離脱担当相の書簡を手掛かりに、一時は1%高の1ポンド=1.2831ドルを付けた。ただその後、離脱協議終了の日程は決まっていないとする政府関係者の話が伝わり、上げ幅を縮めた。

  ニューヨーク時間午後4時45分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.2%上昇。ドルは対円で0.2%安の1ドル=112円93銭。ユーロはドルに対し0.3%下げて1ユーロ=1.1317ドル。

  ドル高要因の一つとなった米国債利回りの上昇は、長期の国債発行額の増額見通しを明らかにした米財務省の四半期定例入札計画が手掛かりだった。

  ユーロは1.1302ドルと、8月15日に付けた年初来安値1.1301ドルに迫ったが、モデル系およびマクロ系の投資家による買いに支えられ、下げ幅を縮小した。

欧州時間の取引

  10月のユーロ圏消費者物価指数(CPI)速報値に特段サプライズ要因がなく、ユーロは年初来安値近くにとどまった。
原題:Dollar Posts Biggest Monthly Gain in Nearly 2 Years: Inside G-10(抜粋)
Euro Eyes 2018 Low, Dollar Heads for Monthly Gain: Inside G-10

◎米国株・国債・商品:株続伸、月間では下落-原油は3日続落

  31日の米株式相場は続伸。大型ハイテク株がけん引役となった。フェイスブックの業績が予想を上回ったことも買いを誘った。月間では今回の強気相場の中で最も下げた。米国債利回りは上昇。

  • 米国株は続伸、大型ハイテク株に買い
  • 米国債は続落、10年債利回り3.15%
  • NY原油は3日続落、2カ月ぶり安値-世界経済に減速懸念
  • NY金は3日続落、ドル上昇と株高で

  S&P500種株価指数のここ2日間の上げは2月以降で最大。月間では7%安と、2011年以来の大幅安となった。ナスダック100指数はこの日2.3%上昇したが、月間ベースでは現在の強気相場の中で最も下げた。ネットフリックスとイーベイはともに5%余り上昇。

  S&P500種が前日比1.1%上げて2711.74で終了。ダウ平均は241.12ドル(1%)高の25115.76ドルで終えた。ナスダック総合は2%高。ニューヨーク時間午後4時55分現在、米国債市場では10年債利回りが2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し3.15%。

  ニューヨーク原油先物相場は3日続落。8月15日以来、約2カ月ぶりの安値に下げた。世界経済に成長減速の可能性があるとの懸念から売りが優勢になった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物12月限は87セント(1.3%)安の1バレル=65.31ドルで終了。月間では11%下げ、2016年7月以来の大幅安となった。ロンドンICEの北海ブレント12月限は前日比44セント下げて75.47ドル。

  ニューヨーク金先物相場は3日続落。ドル指数が1年5カ月ぶりの高値を付け、株式相場が続伸したため、金の売りが膨らんだ。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は0.8%安の1オンス=1215ドルで終了した。月間では1.6%上昇。

  ADPリサーチ・インスティテュートが発表した10月の米民間雇用者数は予想以上に増加。8カ月ぶりの大幅な伸びを示し、景気の強さを巡る不安を静めた。米財務省が四半期定例入札の詳細発表で、長期の国債発行額を増やす方針を明らかにしたため、米国債は下落した。

  Eトレード・ファイナンシャルの投資戦略部門バイスプレジデント、マイク・ローウェンガート氏はインタビューで、「過去1カ月にわたり市場は神経質になっており、非常に値動きが荒く、多くの参加者を不安にしている」と発言。「この日のADP統計のような指標はファンダメンタルズがなお健全であることを示している」と述べた。
原題:Stocks Rally on Tech Surge to Close Volatile Month: Markets Wrap(抜粋)
Oil Caps Worst Month Since 2016 on Economic Slowdown Worries
PRECIOUS: Gold’s Rebound Takes a Knock From Dollar’s Big Rally

◎欧州債:イタリア債が上げ縮小、ドイツ債は下げ渋る-月末調整で

  イタリア債は上げ幅を削り、ドイツ債は下げ幅を縮小した。月末特有のデュレーション調整やポートフォリオのリバランスが背景。英国のEU離脱合意時期を巡る議論が交わされる中で、この日の英国債は軟調だった。

  • イタリア債の利回り曲線はブルスティープ化。株価上昇に加えて、2019年の財政赤字は実質では予算案に記載されている2.4%よりむしろ2%に近いと政府が主張する公算だと、同国紙ソレ24オレが報じたことに反応した
  • ドイツ債は下げ幅縮小、利回り曲線は長期債を中心にフラット化
  • 英国債のパフォーマンスはドイツ債を下回った
    • 英国のラーブEU離脱担当相は、11月21日までにEUとの離脱合意がまとまる見通しだと、31日公表された書簡で明らかにした。書簡は10月24日付となっている
  • ドイツ10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇して0.38%、フランス10年債利回りは1bp上げて0.75%、イタリア10年債は6bp下げて3.42%
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:BTPs Trim Gains, Bunds Pare Losses; End-of-Day Curves, Spreads(抜粋)

(NY外為と米国株・国債・商品を更新します.)
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