Photographer: Jeenah Moon/Bloomberg

アマゾン、ピーク時から時価総額28兆円減少-市場のいら立ちなどで

  • 低調な業績予想に欧州デジタル税計画や追加関税論議が追い打ち
  • 米株安巡る懸念や海外売上高の伸び鈍化、米国内の競争激化も要因
Photographer: Jeenah Moon/Bloomberg

ネット小売り最大手、米アマゾン・ドット・コムの時価総額は9月のピークから25%下げているが、その背景にあるのは長引く米株安を巡る懸念や海外売上高の伸び鈍化、米国内の競争激化、いかにして収益を上げるのかを巡る混乱だ。

  アマゾンはこれまで、利益率を上げつつ売り上げを伸ばしていくとの楽観的見方に支えられ2年間で株価が2倍強になるなど人気銘柄だった。アマゾンの持続的成長に投資家が熱狂する中、ベゾス最高経営責任者(CEO)は世界の資産家番付で1位となり、アマゾンの時価総額は米企業で2番目に、短期間ではあったものの1兆ドル(約110兆円)に到達した。

  しかし25日に発表された7-9月(第3四半期)決算は期待外れで、年末商戦を含む10-12月(第4四半期)の売上高・利益見通しは予想に届かなかった。投資家のショックはその後、弱まるどころか強まる一方で、時価総額は一時の1兆ドルから約2500億ドル減少した。

  さらに追い打ちをかけたのが、欧州でのデジタル税計画や、個人消費を圧迫しかねない追加関税論議だった。一部投資家はこれらの要因を考慮し、持ち株を処分した。

  ロバート・W・ベアードのアナリスト、コリン・セバスチャン氏は、「投資家は年初来プラスの持ち株を売却しようとする。アマゾンは決算前に52%上げており、こうした投資家に口実を与えた」と説明した。

原題:Amazon Dealt $250 Billion Blow From Market Jitters and Confusion(抜粋)

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