ソニーの株価急伸、吉田CEOは過去23年で一番熱いスタート

ソニーの吉田憲一郎氏は、過去二十数年のどの最高経営責任者(CEO)より熱いスタートを迎えた。堅調な業績が株価を急伸させている。

  吉田氏が就任して以来、ソニーの株価は日経平均株価を約20%上回っており、1990年代半ばからの歴代CEOの下でのパフォーマンスを大きく上回っている。ゲーム部門の記録的な利益により上方修正された通期業績予想は、アナリストの予想も大きく上回り、31日の株価は7.1%高と急伸した。

ソニー吉田CEOが断トツ

就任後2四半期株価パフォーマンスは歴代CEOを上回る

出所:ブルームバーグ

備考:CEO就任後2四半期のソニーの株価の動きを日経平均株価と比較した

  吉田氏の下での株価動向は、彼の指導者であり1995年4月に業務を引き継ぎ、プレイステーションの立ち上げを監督した出井伸之氏よりも優れていた。また2005年6月にCEOに就任し、ロボット犬「アイボ」を含む消費者向けエレクトロニクス部門を壊滅させたハワード・ストリンガー氏も抜いた。

  12年にCEOに就任した平井一夫氏は、最高財務責任者(CFO)に吉田氏を任命。2人は携帯電話、テレビ、ノートパソコンの大胆な改革を行う一方、プレイステーションやカメラ向け半導体を倍増させた。これらが最近の株価上昇の大きな要因となっている。

夢や楽しさ追求のソニー継続なるか、笑わぬ財務の達人がCEOに

  吉田氏は数字に厳しい男で、事業にトップダウンでアプローチする。新たな技術については注意深く研究した上で、自分の判断を導き出すために補佐役を任命する。ニュースや株価動向をチェックするためオフィスにはブルームバーグ端末があるなど、株価を重視する姿勢でも知られている。

  昨年には、ストリンガー氏の決定を覆しアイボを復活させた。自身の就任を発表した2月の記者会見で吉田氏は、アイボは彼の好きなソニー製品だと語った。

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