「FANG」はどこまで売られるのか-市場で底値探る動き

  • アマゾンとネットフリックス、かつての劇的な上昇の勢いが今や裏目
  • 4月の安値がエントリーポイントになるとの見方も
Photographer: Jason Alden/Bloomberg
Photographer: Jason Alden/Bloomberg

「FANG」銘柄はどこまで下がるのだろうか。

  フェイスブックとアマゾン・ドット・コム、ネットフリックス、グーグルの持ち株会社アルファベットの総称であるFANG銘柄に注目するトレーダーは大問題だ。これら銘柄は今年これまでの大半の期間に相場上昇をけん引してきたが、ここにきて出遅れ感が際立つ。

  成長見通しが市場予想に届かなかったことで、高いバリュエーションはファンダメンタルズに裏打ちされているとの見方が崩れており、FANG銘柄は今月、急落している。アマゾンネットフリックスが特に軟調だ。一時は人気だった両銘柄は数年間にわたる株価上昇の勢いが今や裏目に出ており、下振れ局面でも同様に活発な動きを見せている。

  フェイスブックアルファベットの株価もここ数週間で2桁の下落率を記録。ベアードのチーフ投資ストラテジスト、ブルース・ビトルズ氏は「今や下振れの勢いが相当強いため、いかなる上昇機運もしぼんでしまう。人々は底値だと思って買いを入れて損失を被ることを繰り返しているが、それでも株価下落がファンダメンタルズに追いついていない」と指摘した。
 
  一方、USグローバル・インベスターズのトレーダー責任者、マイケル・マトウスク氏は金利上昇に加え予想される貿易戦争の深刻化に代表される不透明な状況もあって、投資家がファンダメンタルズに再び注目していると分析する。アマゾンやネットフリックスは伝統的な指標で見ると割高で、投資家が「古いテク」銘柄に向かい始めた一因となっている。こうした銘柄は成長は鈍いがバリュエーションもさほど高くない。

  マトウスク氏によると、4月に付けた安値がエントリーポイントになる可能性があるとトレーダーはみている。ネットフリックスはこの水準(約280ドル)を30日に一時割り込んだ。アマゾンの4月の安値は終値ベースで1372ドル前後、アルファベットは約1010ドルだ。

  30日の通常取引後に決算を発表したフェイスブックの株価動向が、FANG銘柄にとって次の試練となる。

原題:How Low Can the FANG Stocks Go? Traders Search for a Bottom(抜粋)

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