株式の「ローリング・スクイーズ」上昇に備えよ-コラノビッチ氏

  • 株式投資家にとって10月は「ひどい月」とリポートで指摘
  • 極端なポジション変更を正当化できるかと疑問を呈す

今は弱気相場が繰り返し訪れる「ローリング・ベア相場」だという説が広がっているが、株式投資家は株価を上昇させるスクイーズが繰り返し起こる「ローリング・スクイーズ」に備えた方がいいかもしれない。

マルコ・コラノビッチ氏

出所:ブルームバーグ

  「投資家がディフェンシブなポジションをとっていて、同時にシステム内のレバレッジが急速に低下している今、年末に向けて相場が反転するリスクは高い」とJPモルガン・チェースのストラテジスト、マルコ・コラノビッチ氏が30日のリポートで指摘。「投資家は、10月の『ローリング・ベア相場』が『ローリング・スクイーズ』上げ相場に転じるリスクに留意すべきだ」と記した。

  同氏によれば、株式投資家にとって10月は「ひどい月」で、ここ1週間は「特に打撃が大きかった」。資産のウエートを固定しているファンドは2009年2月以来で最も株式のウエートが下がっているという。このため、月末にはウエートを一定の水準に戻すために株式を増やさなければならない可能性がある。これによって1-2%程度の上昇圧力がかかる公算だと同氏はみている。

  また、システマティックな投資家も株式エクスポージャーが底に近く、ボラティリティーが下がっていることからこうした投資家が1000億ドル(約11兆3200億円)相当の株式を積み増す可能性があるとの見方も示した。

  さらに、予想を上回った米国内総生産(GDP)や個人消費支出(PCE)コア価格指数の安定を挙げ、「マクロとファンダメンタルな見通しがこれほど極端なポジション変更を正当化するほど悪化したか」と疑問を呈した。

原題:JPMorgan’s Kolanovic Sees Likely Equity Move Higher for Year-End(抜粋)

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