ダイモン氏:サウジとの関係、投資会議見送りでは何も変わらず

  • 「あの行為を黙認していると見られるわけにはいかない」と同氏
  • サウジとの付き合いは米政府と歩調を合わせる意向を明らかにした

米銀JPモルガン・チェースのジェレミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)は、サウジアラビアが今月開催した投資会議への出席見送りをいち早く決めた銀行幹部の1人だが、それで何かが変わったとは考えていない。

  ダイモンCEOはロサンゼルスで30日に行われたイベントで、サウジの投資会議への出席を避けた実業界のリーダーらの動きについて、「何も」やったことにはならず、多分に象徴的だと発言。「あの行為を黙認していると見られるわけには決していかないだろう」としながらも、それでも同国との取引関係は続くと語った。

  JPモルガンのサウジでのプレゼンスは70年余りの歴史を持つ。ダイモン氏は、反体制ジャーナリスト、ジャマル・カショギ氏殺害疑惑発覚後の同国との付き合い方を決めるに当たり、米政府と歩調を合わせる意向を明らかにした。

  トランプ米大統領は、カショギ氏の死亡事件を「史上最悪の隠蔽(いんぺい)の一つ」と非難したが、ホワイトハウスは数十億ドル規模の武器売却を含むサウジとのより広範な関係が、今回の事件で危険にさらされることがあってはならないという立場を繰り返し示唆している。

  米ウーバー・テクノロジーズのダラ・コスロシャヒCEOやブラックストーン・グループのスティーブン・シュワルツマンCEO、ブラックロックのローレンス・フィンクCEOもサウジの「未来投資イニシアチブ」への出席を見送った。

原題:Dimon Says Skipping Saudi Business Summit Accomplished ‘Nothing’(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE