三菱UFJ信託:豪CBAの資産運用会社買収へ、世界30位内入り

  • 統合後のMUFG受託財産事業本部の粗利シェアは7%に上昇
  • 資産運用残高100兆円を目指す足掛かりー世界15位目指す

三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)傘下の三菱UFJ信託銀行は31日、オーストラリアのコモンウエルスバンク・オブ・オーストラリア(CBA)から傘下の資産運用会社を総額約40億豪ドル(約3280億円)で買収することで合意した。

  発表によると、コモンウエルス銀行と傘下のコロニアル・ファースト・ステートグループが保有する9社の資産運用会社株式を100%取得する。買収手続き完了は2019年半ば頃の見通し。グローバルで競争力があり専門性の高い運用機能を獲得すると同時に、先進国でも特に伸び率が高い豪州資産運用市場の成長を享受する。

  CBAグループの運用会社9社の17年12月末現在の運用残高は約2100億豪ドル(約17兆円)で、株式、債券、代替投資(オルタナティブ)など幅広い領域で商品を提供。MUFGとの商品・顧客の重複が少ないことから収益源の多様化につながり、MUFGは、統合により受託財産事業本部の粗利シェアが現在の約5%から7%程度に上昇すると見込んでいる。

  MUFGは18年度からの中期経営計画で、信託銀行が中核になって運用力・商品力の強化に取り組み、他社との提携や買収を通じたグローバル・アセットマネジメント市場への本格参入を検討してきた。買収後の資産残高は国内トップの約7300億米ドル(約82兆円)で、グローバルではトップ30位以内となる。MUFGは、今回の買収を足掛かりに今後トップ15となる100兆円規模まで拡大させる方針。

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