Photographer: Tim Rue/Bloomberg

米国除く11カ国参加TPP、12月30日に発効-日豪など6カ国批准

更新日時
  • 豪州が批准、CPTPP参加国は世界GDPの14%占める
  • 来年にも日本で閣僚級の初委員会を開催予定-茂木再生相
Photographer: Tim Rue/Bloomberg

米国を除いた11カ国による環太平洋連携協定(TPP)が12月30日に発効する。茂木敏充経済再生担当相が31日に発表した。かつては中国の影響力拡大をけん制する米国中心の貿易協定になるとみられていたが、トランプ米大統領が2017年の就任直後に離脱を宣言した後は、世界3位の経済大国である日本が主導し発効に向けた取り組みが進められていた。

  ニュージーランド(NZ)政府は31日、オーストラリアが「包括的および先進的な環太平洋パートナーシップ協定(CPTPP)」を批准し、6カ国以上がCPTPPの国内手続きを終えてから60日後に発効との条件を満たしたと発表。CPTPPはこれまでにNZに加え、カナダとメキシコ、日本、シンガポールが批准していた。

  世界1、2位の経済大国である米中間の貿易摩擦に伴う関税強化や英国の欧州連合(EU)離脱を巡る欧州内での対立の中で、世界全体の国内総生産(GDP)の14%を占めるCPTPP参加国は自由貿易の推進を図る。

  茂木再生相は31日の会見で、TPP11は「日本の経済成長、アジア太平洋地域の発展に大きな意味を持つ」と強調した。来年には発効後初の閣僚級の委員会を日本で開催する予定で、新規加盟国についても協議する。

  NZのパーカー貿易・輸出振興相によれば、CPTPPはNZにとって主要20カ国・地域(G20)の一角である日本とメキシコ、カナダとの初の自由貿易協定となる。

原題:Pacific Trade Pact Abandoned by Trump Officially Set to Kick In(抜粋)

(リードに情報を追加するとともに、茂木再生相の発言を入れて更新しました.)
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