村田製:今期営業利益計画を上方修正、需要が好調に推移

更新日時
  • 第2四半期の営業益は9割増加-コンデンサーなど堅調
  • 自動車の電装化やスマートフォンの高機能化が追い風

村田製作所は31日、今期(2019年3月期)の連結営業利益予想を2750億円に上方修正した。従来予想は2400億円だった。自動車の電装化の進展やスマートフォンの高機能化などでコンポーネント部品を中心に需要が好調に推移する。

  発表によると、営業利益の予想は市場予想(2704億円)を上回った。純利益(従来予想は1800億円)は2100億円に上方修正された。売上高(従来予想は1兆5750億円)も1兆6200億円に上方修正した。営業利益が予想を達成すれば、2016年3月期(2754億円)以来の高水準となる。

村田製作所のロボット

Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

  7-9月期の売上高は4-6月期比28%増の4429億円、営業利益は同90%増の913億円だった。主力のコンデンサーや圧電製品を合わせたコンポーネント部門の事業利益は前年同期比54%増の875億円となった。

  村田製作所の主力製品の一つである「積層セラミックコンデンサー(MLCC)」は、自動車の安全性能を高める先進運転支援システム(ADAS)など車載向けを中心に需要が強く、数年間は10%程度の増産体制を続ける方針だ。MLCCは電圧を安定させたりノイズを取り除いたりする部品で、村田製は世界シェアトップ。

  コンポーネント事業本部の本部長を務める井上亨専務はMLCCについて決算会見で、車載関連は足元弱さも見られるが「基本的には伸びる方向できており、それに伴う生産をつけている状況」と説明。スマホ関連も中国の大手納入先で強弱はあるが、得意とする「大容量製品については先々は伸びる前提で動いている」と話した。

(最終段落に会見のもようを追加し更新しました.)
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