Photographer: Chris Ratcliffe

ドル指数が今年の高値、EU離脱リスクでポンド下落

更新日時
  • 英国の合意なきEU離脱の可能性、格付けに影響し得る-S&P
  • 円やスイス・フランなど逃避先通貨は下落、米国株反発で
Photographer: Chris Ratcliffe

30日のニューヨーク外国為替市場ではドルが続伸。ブルームバーグのドル指数は年初来高値を更新した。一方でポンドは下落。英国の合意なき欧州連合(EU)離脱の可能性は同国の信用格付けに影響するほど十分に高まったと、S&Pグローバル・レーティングが指摘した。

  ドルは主要10通貨の大半に対し上昇。ドル指数は一時、2017年5月以来の高値を付けた。ポンドはドルに対し一時0.8%下げる場面があった。米国株が反発したことから、逃避先通貨は米国債と並んで下落。円とスイス・フランは対ドルで下落率上位に入った。

  ニューヨーク時間午後4時30分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.3%上昇。ドルは対円では0.5%高の1ドル=112円97銭。ユーロはドルに対して0.3%安の1ユーロ=1.1345ドル。

  この日はユーロ圏の7-9月(第3四半期)域内総生産(GDP)速報値が予想を下回ったことも、ドル高の材料となった。

  ユーロは対ドルで続落。欧州委員会がイタリアに宛てた書簡で、同国の公的債務はユーロ圏全体における懸念だとの見方を示したと伝わった後、日中安値を付けた。

欧州時間の取引

  ユーロは、月末特有の資金フローがドルを押し上げる中で早い時間に下げたが、ドイツの州インフレ統計に支えられて落ち着いた。リスク選好ムードが戻ったことで、主要10通貨の中では円の下げが目立った。

原題:Dollar Sets 2018 High as Pound Flops on Brexit Risk: Inside G-10(抜粋)
Euro Steadies as German Data Meet Month-End Flows: Inside G-10

(第1・2段落を書き換え、4段落以降を追加して更新します.)
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