ウォール街の強気派2人、トーンダウン-米国株の年末見通し引き下げ

ウォール街で最も強気な見通しを示してきた投資家の2人が慎重姿勢に転じつつある。

  ヤルデニ・リサーチの創業者兼社長エド・ヤルデニ氏は、S&P500種株価指数の年末時点の予想を従来の3100から2900に引き下げた。企業利益の伸びが予想より鈍るとの見方に基づいているとリポートで説明した。

エド・ヤルデニ氏

写真家:Christopher Goodney / Bloomberg

  カナコード・ジェニュイティのストラテジスト、トニー・ドワイヤー氏は同指数の2018年見通しを3200としていたが、ここへきて下方修正。その水準に達するのは来年になる公算がより大きいとし、今年は2900-2950の範囲内で終えるとの見方を示した。3200はブルームバーグが継続調査するストラテジストの予想で最も高かった。

  貿易を巡る緊張や米金融当局がタカ派的姿勢を強めていることへの懸念が広がる中、米国株に慎重な見方が市場関係者の間で増えている。ネッド・デービス・リサーチは今月、米国株に対する投資判断を「オーバーウエート」から「マーケットウエート」に引き下げた。

  ヤルデニ氏は顧客向けリポートで、「10月のひどいパフォーマンスにもかかわらず、強気派はなお健在だ」とする一方で、S&P500種が「年末までに3100に達するという予想は、このところの2600台からするとやや遠い目標かもしれない」と記した。

原題:Yardeni Cuts S&P 500 Target While Dwyer Postpones 3,200 Call (1)(抜粋)

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