フィアット・クライスラー、初の配当実施へ-3Qは欧州・アジア不調

  • マニエッティ・マレリ売却益で20億ユーロの特配、来年から配当継続
  • 7-9月は北米好調も、ピックアップやSUVへの依存顕著

フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)は、自動車部品部門マニエッティ・マレリ売却後に20億ユーロ(約2560億円)規模の特別配当を実施し、来年からは普通配当を開始する予定だと明らかにした。

  FCAは2014年の発足以来、配当を実施したことがなかったが、最高経営責任者(CEO)だった故セルジオ・マルキオンネ氏が将来的な実現を公約していた。マニエッティ・マレリを巡っては今月、カルソニックカンセイに62億ユーロ(約7940億円)で売却することに合意。この売却益で配当実施への道が開かれる。

  30日発表した7-9月(第3四半期)決算では、北米・メキシコの調整後売上高EBIT率が10.2%と、2017年4-6月に記録した従来の過去最高である8.4%を上回った。ただ、米国のピックアップトラック、スポーツタイプ多目的車(SUV)販売への依存が深まっている様子も浮き彫りとなった。欧州・アジア事業は赤字だった。

  発表を受けてFCA株価は上下に大きく変動し、ミラノ市場では一時2.3%高まで上昇した後で下落に転じた。

  • FCA決算詳細へのリンク

原題:Fiat’s First Dividend Marred by Setbacks in Europe and Asia (1)(抜粋)

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