GE株は09年以来の大幅安、苦境に追い打ち

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  • 電力設備部門の費用計上で-米司法省も調査
  • 株価は2009年以来の水準に急落-カルプ新CEOは厳しい船出

The General Electric Co. logo is displayed on a USB charging station.

Photographer: Daniel Acker/Bloomberg
Photographer: Daniel Acker/Bloomberg

米ゼネラル・エレクトリック(GE)は、米証券取引委員会(SEC)による会計調査が拡大していると明らかにした。この発表で株価は9年ぶりの大幅安に見舞われ、ラリー・カルプ新最高経営責任者(CEO)にとっては厳しい船出となった。

GEのカルプ新CEO

GE

  GEは30日、カルプCEO就任後初となる決算とともに、電力設備部門で計上した約220億ドル(約2兆4900億円)の費用についてSECの会計調査が広がっていると発表。同社が1日に明らかにしていたこの減損処理に関しては、米司法省も調査している。

  GEはすでに、キャッシュフローの不足とガスタービンの需要後退で、126年前の創業以降でとりわけ深刻な低迷にあえいでいる。今月1日付で急きょCEOに就任したカルプ氏はこの日、GE再建策の第1弾として大幅減配と電力部門の再編を打ち出したが、当局の追及にも追われることになる。

  ニューヨーク株式市場でGEの終値は8.8%安と、2009年3月以来の大幅下落で、同年4月以来の安値となった。年初から29日まででは36%下げている。カルプ氏のCEO就任で10月初めには一時持ち直す場面もあったが、長続きしなかった。

  特に懸念されるのは司法省の関与だ。ブルームバーグ・インテリジェンスの法務アナリスト、ホリー・フラウム氏は、「事態は一段と深刻になっている」と述べた上で、「SECは民事提訴できるが、司法省は刑事訴訟を起こすことができる」と説明した。

原題:GE Sinks to 2009 Low as Accounting Probes Add to CEO’s Woes (2)(抜粋)

(株価終値やアナリストコメントを追加して更新します.)
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