スリランカ大統領が首相を解任-国会議長は「流血」回避を訴え

  • コロンボでは30日、国会の再招集を求める抗議活動が行われる見込み
  • 首相解任は「憲法違反」-ウィクラマシンハ氏

スリランカのジャヤスリヤ国会議長は、国会の機能停止が続けば政治的対立が暴力に発展する可能性があると警告し、全政党に対し憲法の危機に対する解決策を見いだすための協議を呼び掛けた。

  シリセナ大統領は26日遅く、ウィクラマシンハ首相を解任し、前大統領のマヒンダ・ラジャパクサ氏を後任の首相に指名すると発表。27日までに国会を停止した。ラジャパクサ氏は2005年から15年まで大統領を務めた。

 

シリセナ大統領が解任を宣言したウィクラマシンハ首相

撮影:Lakruwan Wanniarchichi / AFP via Getty Images

  政府がツイッターに持つ公式アカウントによれば、シリセナ大統領は29日夜、ラジャパクサ氏に財務・経済担当相も兼務させた。ウィクラマシンハ氏は首相解任は「憲法違反」だなどとツイートで反論している。

  ジャヤスリヤ国会議長はスリランカ中部のキャンディで記者団に対し、「国会を通じて決着しなければならない」と訴え、さもなければ「流血」を招く事態になると警告した。スリランカ最大の都市、コロンボでは30日、国会の再招集を求める抗議活動が行われる見込み。

セイロン石油公社の本社で警備に当たるスリランカ軍兵士(28日)

撮影:Ishara S. Kodikara / AFP via Getty Images

原題:‘Bloodshed’ Warning as Sri Lanka’s Capital Prepares for Protest(抜粋)

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