中国:本土市場で通貨取引促進へ-スワップなど後押し

  • アジア時間では東京とシンガポールが長らく為替取引の中心
  • 越境資本フローを支援、資本勘定開放にさらに近づく-ゴールドマン

中国当局は、本土での外貨取引や調達を国内外の市場参加者にさらに促すため、外国為替市場を活性化する計画だ。世界での本土金融システムの役割を高める新たなステップになる。

  中国人民銀行(中央銀行)傘下のCFETS(中国外国為替取引システム)はブルームバーグの質問に電子メールで回答し、ユーロ・ドル間など外貨が絡んだスワップや外貨建て金利スワップを後押しする方針を示した。各年限のドル調達で本土市場で基準レートを設けることも目指すという。企業に海外ではなく国内でのドル借り入れを促していく。

  中国は資本流出を厳しく管理しているが、上海に今年上場した人民元建て原油先物の活用を含め、海外投資家に対して本土市場を着実に開放してきた。中国はアジア一の経済大国にもかかわらず、アジア時間では東京とシンガポールが長らく為替取引の中心になっている。

  ゴールドマン・サックス・グループの中国担当シニアエコノミスト、鄧敏強氏(香港在勤)は「本土為替市場の発展で越境資本フローを促し、資本勘定の完全開放にさらに一歩近づく」と指摘。中国企業の外貨での借り入れが容易になるほか、人民元の国際化を促すだろうと話した。

原題:China Aims to Pull More Currency Trading to Its Domestic Markets(抜粋)

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