ライオン・エア機は時速500キロ超で落下、原因の謎深く

  • 高度約1478メートルからわずか21秒で海に墜落
  • 最もありそうなシナリオというのが思いつかず-元FAAウォラス氏

29日に墜落したインドネシアのライオン・エア機は、時速約350マイル(約563キロメートル)のスピードで落下したことが、同機から発せられたデータから分かった。

  ライオン・エアJT610便は高度4850フィート(約1478メートル)からわずか21秒でジャカルタ付近の海に墜落した。航空機追跡システムのフライトレーダー24がまとめたデータが示した。乗っていた189人の生存は絶望視されている。

  墜落した航空機はボーイング「737MAX8」で、飛行開始からまだ2カ月という新しさだった。ボーイングが昨年投入したばかりの737MAXにとって初めての事故で、ほとんど真新しい最先端機種がなぜ墜落したのか謎は深い。

  パイロットが離陸直後に空港への引き返しを要請したことや、直前の飛行後の整備で問題があったこと、墜落前の不安定な飛行速度などヒントはあるものの、過去のいずれの事故とも明確に一致しない。元米連邦航空局(FAA)の事故調査責任者、スティーブ・ウォラス氏は、「この事故について最もありそうなシナリオというのが思い浮かばない」と話している。

作業する救助隊メンバー

フォトグラファー:Resmi Malau / AFP via Getty Images

乗客の財布が水に浮かぶ

写真家:Achmad Ibrahim / AP写真

墜落現場から回収された乗客のものとみられる所持品

写真家:Rony Zakaria / Bloomberg

原題:Lion Air Jet’s Final Plunge Topped 300 Miles Per Hour, Data Show(抜粋)
Boeing’s First 737 Max Crash Leaves Mystery With Plunge Into Sea(抜粋)

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