中国人民元、一時10年ぶり安値-1ドル=7元が視野に

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  • 米中会談で関係改善失敗なら7元への下落は不可避-スコシア
  • 元はここ半年で約9%下落-アジア通貨でも下げ目立つ

中国人民元が30日、対ドルで下落し、2008年5月以来の安値を付けた。人民銀行(中央銀行)が中心レートを引き下げたうえ、米国との貿易戦争がエスカレートする兆しが人民元安を後押ししている。

  上海市場で人民元は一時0.15%安の6.9724元に下落。世界金融危機以来付けていない節目の7元まで、0.5%以内に近づいた。人民銀行はこの日、中心レートを10年余りで最も低い水準に設定した。

  スコシア銀行の為替ストラテジスト、高奇氏(シンガポール在勤)は「元安圧力が強まっている」と指摘。「トランプ・習会談まで1ドル=7元を付けることはないだろうが、この会談で米中関係の改善に失敗すれば、7元への下落は避けられそうにない」と語った。

  上海時間午後5時時点で、オンショア人民元は前日比ほぼ変わらずの1ドル=6.9604元。オフショア人民元は0.07%高となっている。

  人民元はここ半年で約9%下落しており、アジア通貨の中でも下げが目立つ。

原題:China’s Yuan Drops to a Decade-Low, 7 Per Dollar Now in Sight(抜粋)
China’s Yuan Touches a Decade-Low; 7 Per Dollar Now in Sight

(元相場を更新し、ストラテジスト発言を付け加えてアップデートします.)
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